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渋沢栄一人生意気に感ず 士魂商才 を貫いた明治経済界の巨人

童門冬二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569662077
ISBN 10 : 4569662072
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
June/2004
Japan

Content Description

幕末の動乱が風雲急を告げる慶応三年、徳川昭武の随員としてフランスに渡った一人の青年があった。現地で資本主義社会の現実を目の当たりにした彼は、帰国後、「人の道」と「利益」の両立を掲げ、第一国立銀行をはじめ、五百余の民間企業を興していく―経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した力作小説。

【著者紹介】
童門冬二 : 本名、太田久行。1927年(昭和2年)、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年(昭和54年)、美濃部都知事の引退とともに都庁を去り、作家活動に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。1999年(平成11年)、春の叙勲で勲三等瑞宝章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かみば

    半沢直樹に通ずるものを感じた。日本に生きている限り資本主義という仕組みは変えられない。その中でやはり大切なのは渋沢栄一の唱える「論語と算盤」という考えだ。この本は内容が区切りごとにまとめられていてとても読みやすく、さらに渋沢栄一について興味が湧いた。

  • amm

    歴史無知で何も知らずに読むのに丁度良い内容になっていた。小説仕立てなので不意な脚色部分に気が散ったり、楽しかったりする。2024年から1万円札に登場予定。

  • レコバ

    商を低俗なものと見る価値観は、論語に端を発し現在までも厳然と幅を利かしている。

  • pyongkichi1212

    2024年度から刷新される新一万円札に登場すると決定したことで関連書籍が本屋に並べられていた。渋沢栄一、というと日本銀行の生みの親くらいの知識しか無かったこともあり本書を購入。幕末から明治維新に至る段階で、どうしても戦いの部分がクローズアップされがちだが、財政・経済の部分で日本を牽引した人物であることが理解できた。商人の地位を向上させることが近代日本の礎を築くと考える渋沢栄一。彼の真っすぐでエネルギッシュな姿には感銘を覚えた。

  • 江川翔太郎

    新しい一万円札の肖像画が渋沢栄一になると聞きどんな人物なのかが気になり読みました。 フランスのバンクの仕組みを日本に持ち込み銀行を作ったり、留守政府の主要メンバーとして、明治維新と呼ばれる事業の大半に携わったりと、渋沢栄一がどんなことを行ってきたのかが大まかに掴むことができました。 会長等の肩書の数だけでも本に書ききれないくらいあるようなのでもっと渋沢栄一について知りたくなりました。 さらに渋沢栄一は論語を暗記するくらい読み込んでいて、事あるごとに論語の大切さを説いていたので論語も読んでみたくなりました。

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