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小説上杉鷹山 下

童門冬二

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784313750029
ISBN 10 : 4313750029
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1995
Japan

Customer Reviews

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上巻は反対勢力の強い中、前を向いて進んで...

投稿日:2021/07/15 (木)

上巻は反対勢力の強い中、前を向いて進んでいくだけで読後感も爽やかでした。が、下巻に入って改革が成功していくにつれ、以前は腹を割って語り合った仲間も簡単にありのままをさらけ出してくれなくなるのが切ないです。上巻を読んでいた時から、史実と分かっていても「この若さでこんなに良くできた人って本当にいるの?」と思いながら読んでいたのですが、先代がここまで偉大だと後継者はやりにくくて大変だったと思います。ところで、架空の人物を含めて女性登場人物のその後が気になるので、そこをもっと書いてほしかったです。うまく行かなかった所を含めて上杉鷹山を知るためだけでも読む価値がありますが、「サラリーマン生活あるある」も結構書かれているので、組織に属して働いている方すべてにお勧めです。

ぷーにゃー さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    「民は国の宝」。治憲(後の鷹山)の根底にある信念はシンプルにして揺るぎなく、そして当然だけど、それは建前でも無く。何処かの国の長、それに準じる者達に、爪の垢を煎じたものを飲ませてやりたいよ。ねぇ。「伝国の辞」良く読んでちょ。政治家だけで無く、会社の経営人やグループのリーダー的存在何かにも通ずるものがあるのでしょうね。現代に生まれ変わり、腐敗したものを一掃してくれませんかねぇ。ジョン・F・ケネディが最も尊敬する日本人。このエピソードはそこそこ有名ですかね。

  • ナイスネイチャ

    ケネディが尊敬する人物。君主として民衆の為に米沢藩を再生していく。右腕となる部下を登用し、民衆の本当の声を聞く。わずか19歳で改革を始めた鷹山。絶対的カリスマ性があった訳でなく、天賦の才があったわけでもなく、結局は人徳だなと。

  • 速読おやじ

    ケネディ大統領が最も尊敬する日本人として名前が上がった鷹山であるが、封建社会真っ只の時代に事実上の民主主義を唱えることが出来たのは奇跡に近い。また障害者であった娘を妻とし、天女と表し愛したその振る舞いも到底真似できるモノではない。財政再建、農業振興、教育、産業振興など、現代にも通ずる政策である。そして、何にもまして、鷹山は今で言うチェンジ・リーダーだった。20歳にも満たない年齢で、、、信じられない逸話ばかり。もっと鷹山を知りたくなった。

  • たかぴ

    徐々に広がる改革の火種。理想と現実に挟まれる家臣達。力のバランスが変わると甘い蜜をすう人が群がってしまう。実務に携わる人はどうしても早く結果が欲しくなる。野に下るとよく見えることがある。誰のためにどう生きるかということを常に心の芯にあると必ず良い国になると信じて行動したい。現代の政を司る人全てに読んでもらいたい。今読めて良かった。今も昔も人間は何ら変わらないと語っている。現代を俯瞰して見ることが出来た。果たして自分はどの位置にいるのかを確認出来た。まだ、火種は小さいが消えていない。ありがとうございました。

  • わむう

    面白かったです。現在でも「理想の危機突破リーダー」に選ばれる上杉鷹山の生涯。障がい者やお年寄り、子どもが守られる社会を目指したこと、破綻寸前の米沢藩で殖産興業政策を進め、天明の飢饉の際には藩の米で領民全員や、他の藩から米沢にきた民にも平等に食料支援を行い餓死者を出さなかった。税金の引き上げや納税ばかりを強制してくる今の政府の方々に読んでみてほしいです。

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