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思索紀行 下 ぼくはこんな旅をしてきた ちくま文庫

立花隆

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480436665
ISBN 10 : 4480436669
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

自分の足で当事者にせまり、すさまじい好奇心で対象に肉薄する見聞録にして、すぐれた文明論。たぐいまれな観察眼をもつ立花隆ならではの傑作紀行!

【著者紹介】
立花隆 : 1940年長崎県生まれ。東京大学仏文科卒業。ジャーナリスト・評論家。知的欲求を森羅万象にまで及ばせているところから「知の巨人」のニックネームを持つ。主な受賞歴に、菊池寛賞、講談社ノンフィクション賞、毎日出版文化賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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氏の蔵書館のような、圧倒的思考力の頭脳の...

投稿日:2021/06/17 (木)

氏の蔵書館のような、圧倒的思考力の頭脳の中から紡ぎ出される言葉はとても説得力があります。 今は亡き筑紫哲也さんと、よくテレビ番組で対談されているのを観るのが好きでした。

ハイドアウト さん | 山形県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 風に吹かれて

    本巻には、パレスチナ関連やニューヨークに関するレポートなどが収録されている。 パレスチナ関連では、その歴史が簡潔に述べられ、パレスチナ問題を理解するための格好の論稿になっていると思う。 ニューヨーク関連も読ませる。世界の帝都のようなニューヨーク。経済やブロードウェイに代表される娯楽などあらゆるものを発信するニューヨーク。そこは差別の都市でもある。移民への差別、後から流入した移民への更なる差別、その底辺に黒人やプエルト・リコの人々がいる。 →

  • Tadashi_N

    パレスチナ問題の根深さ、病気による差別。

  • ブラックジャケット

    中東問題は専門家の言葉なしには語れない。現地に飛ぶ、著者のフットワークは実証的で説得力がある。ユダヤ人、イスラエル国民、シオニストと細かく分析すれば、それだけでも腰の入った論理が展開される。アラブをアラビア語文化圏と 認識すれば地図上の国境線も言える。パレスチナ人との争いも時間軸に沿って、詳しく論じる。まさに知の巨人。後半のアメリカ編は、911の自爆テロ論をのぞき、80年代のNY荒廃時代、90年代初めのエイズ問題と、いささか旧聞に 属する話題で、ストライクゾーンを外れる。最新のアメリカは、またの機会へ。

  • Hiroshi

    下巻はパレスチナ報告とニューヨーク研究だ。パレスチナ報告は1972年とその2年後のもの。アラビア語は文語と口語が画然と違う。文語は古典語でコーランのアラビア語がその範とされる。口語のアラビア語は地域によって大幅に違う。ラテン語から発生した欧州各国語みたいだと考えれば良い。アラビア語はその特有の音韻構造から韻を踏ませることが容易い。詩人の地位が高いのだと。パレスチナ問題とは非常に複雑だ。パレスチナ人はユダヤ人とは仲が良く、戦っているのはシオニストだという。ユダヤ人の中でシオニストは多数派になったことがない。

  • juunty

    イスラエル・パレスチナ問題についての記述が簡潔でよく整理されている。1970年後半から1980年代初頭にかけての分析があり、中東戦争に近い時代のものなので、当時の時点での見解を示したもの。また、911テロから数日後に書かれた文章もあり、こちらも事件直後の分析として切迫したものを感じる。単なる旅行の記録文ではない。

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