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ISBN 10 : 4634350521
Content Description
スペインのフェリペ2世は「太陽の沈まぬ帝国」に君臨し、「地球だけでは足りない」と豪語した。しかしその支配の在り方は、近年の歴史学において「複合君主政」と称されるように、帝国に包摂された諸王国・諸領邦が王権のもとに緩やかに統合されたものだった。この統合を可能にするためにフェリペは、「カトリック君主国」の国王たることを前面に打ち出したが、このことは宗教改革と多くの齟齬を生んだ。フェリペは、生涯を通じてそうした軋轢に苦しんだ。
目次 : 「南の悪魔」/ 1 カトリック王朝国家の君主への道/ 2 スペイン国王としての統治/ 3 一五六八年の危機/ 4 勝利のとき/ 5 無敵艦隊敗北から晩年
【著者紹介】
立石博高 : 1951年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻、スペイン近代史。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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新田新一
読了日:2025/01/11
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