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迷子手帳

穂村弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065355473
ISBN 10 : 4065355478
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

「いつもインコを肩にのせている神秘的な少年」になろう、と考えたのだ。
ぎゃー。何なんだ、それ。よせ。やめろ。でも、夢見る私はもう止まらない。
ピーコちゃんを肩にのせて、おそるおそる玄関のドアを開けてみた。(本書より)
思わず笑えて時にせつない、「北海道新聞」好評連載ほかエッセイ全57篇。




【著者紹介】
穂村弘 : 1962年、北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍。2008年に短歌評論集『短歌の友人』で第一九回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第四四回短歌研究賞、2017年にエッセイ集『鳥肌が』で第三三回講談社エッセイ賞、2018年に歌集『水中翼船炎上中』で第二三回若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よつば🍀

    『北海道新聞』連載と『暮しの手帖』などに掲載されていたものを纏めたエッセイ集。なんといっても角がない本に驚き。直角部分がまあるくカットされていてそれだけでほんわかした。カバーフィルムを見ると図書館の方の努力の跡がうかがえる。中身も緩くて穏やか。記念日を覚えるのが苦手で妻の誕生月が来るとすぐに「おめでとう」を言う穂村さん。いやいやそれはダメダメでしょ。カレンダーかスマホにでもメモして当日言いましょう。思わず笑っちゃうものから少ししんみりするものまで盛りだくさん。肩の力を抜いて楽しめる人間味溢れるエッセイ集。

  • 糸巻

    名前しか知らなかった歌人の穂村弘さん。可愛い装丁とタイトルに惹かれて手に取った。北海道新聞などに掲載されたエッセイをまとめたもの。著者紹介を見るとすごい方なのだが、本作は日常を切り取った話がほとんどで書いた人の穏やかさを感じる文章だった。好き。奥様もちょいちょい登場してその会話の中身から夫婦の仲の良さを知れる。『タイムトリップ体験』と『四十年ぶりの再会』の小さな奇跡体験が心に残った。生きているとこんなこともあるんだなと思わされる。

  • きき

    人生選択の連続で、本当にそれで合ってるのか不安になりながら生きているし、それを思い返して「ああああ」となったりもする。もはや迷子状態。でも潔く真っ直ぐ生きるよりもそっちの方が味があったりして、なんて思えてしまう。穂村さんの新しいエッセイはいつまでも迷子であり続ける人のための手帳。なんとも穂村さんらしい、穂村さんでないと生み出せないテーマ。奥さんとの何気ない会話や、お父さんとの思い出、日々の光景から引き出される過去のエピソードが今の穂村さんをかたち作っていると思うと尊い。

  • ユウティ

    カドのない本で可愛らしい。安定の穂村さん。何となくほんわかした感じになっているかなあ。奥さまが登場する話が毎回いい。一本一本が短いので短編好きの方におすすめ。

  • 𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄

    丸くカットされたデザインが可愛すぎる。これは電子書籍では味わえない良さ。ほむほむが指笛吹けることがいちばんの衝撃だったよ。指笛=トップオブザ陽キャのイメージだったので。

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