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短歌と俳句の五十番勝負

穂村弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104574032
ISBN 10 : 4104574031
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

異化した短歌と古風な俳句、さまざまな題で真っ向勝負!歌人と俳人が50の新作で、いざ、対決。自由に読み解く愉しみを伝えるエッセイも収録、歌集、句集を超える面白さ!

目次 : 椅子(穂村弘(歌人))/ 動く(堀本裕樹(俳人))/ たまゆら(北村暁子(編集者))/ 信じられない(藤野可織(作家))/ 風見鶏(竹本健治(作家))/ まぶた(松家文子(大学生))/ 唾(又吉直樹(芸人))/ かわいい(名久井直子(装丁家))/ 挿入(荒木経惟(写真家))/ 流れ(鏡リュウジ(占星術研究家))〔ほか〕

【著者紹介】
穂村弘 : 歌人。1962年札幌市生まれ。1985年より短歌の創作を始める。2008年『短歌の友人』で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞を受賞。2017年『鳥肌が』で講談社エッセイ賞を受賞。歌集、詩集、エッセイ集の他に対談集、短歌入門書、評論、絵本、翻訳など著書多数

堀本裕樹 : 俳人。1974年和歌山県生まれ。俳句結社「蒼海」主宰。第二回北斗賞、第三十六回俳人協会新人賞、第十一回日本詩歌句随筆評論大賞、平成二十七年度和歌山県文化奨励賞受賞。東京経済大学非常勤講師、二松學舎大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    短歌と俳句がどういうものか、読んでいるうちにぼんやりと浮かび上がってくる(明快に説明はできない)。私は俳句がいまひとつわからず苦手にしていたので、こういうものだよと教えていただいたのはとても役立った。日本語を切り詰めていく作業なのに、逆に開いていく感じもあって、どちらも不思議な芸術だなと思う。試みとして新しい構成の本であることも素敵である。

  • アマニョッキ

    みんな大好きほむほむと、「裕樹です」でお馴染みの堀本裕樹氏の短歌と俳句50番勝負。もろジェントルな「裕樹です」VSまじめにふまじめかいけつゾロリなほむほむ。同じお題でこうも違うか!二人の個性炸裂です。各界の老若男女からお題をもらうというの面白い試みで、お題だけでもにやにやしながら楽しめる。朝井リョウは「ゆとり」北村薫は「謀叛」荒木経惟は「挿入」そして一番気になるのは「愛嬌」のお題を出した山田邦子(出版社受付嬢 60歳)。これってやまだかつてないあの方ですか??

  • tomi

    作家から小学生、新潮社の社長まで様々なジャンルの50人が出したお題に穂村弘が短歌、堀本裕樹が俳句を詠み合い、エッセイを添えたユニークな一冊。出されたお題は「謀叛」「放射能」「夢精(これはビートたけし)」などの難題も多い。「挿入」という荒木経惟のいかにもなお題に堀本が「挿入歌奏づるごとく若葉風」と爽やかに詠んだり、「四十八」という道尾秀介の奇抜なお題には穂村が「AKB48が走り出す原子炉の爆発を止めるため」とまた奇想天外な歌で返す。穂村の短歌は他にも空想的な作品が多い印象。面白さでは穂村作品に軍配。

  • yumiha

    ほむほむの短歌(左目に震える蝶を飼っている飛び立ちそうな夜のまぶたよ)は柔軟に広がってゆくけれども、堀本裕樹の俳句(湯冷めして背骨の芯のありどころ)は堅苦しく収まっている感じがした。巻末の二人の対談を読むと、ほむほむは日常(あるいは現実)から2つ隣の世界、パラレルワールドへ気持ちを持って行かれると語っている。そこがほむほむ短歌の魅力なのかな?二人の異種間勝負のお題を芸能人やら小説家やら市井の人などから出してもらっている。やっぱりね、というお題もあれば、へえ〜っというお題もあって、出題者も楽しめる。

  • みつ

    歌人穂村弘と俳人堀本裕樹の、各界の人(荒木経惟、又吉直樹、壇蜜、柳家喬太郎、など多士済々)から出された題に基づく作に関連するエッセイを付す。極く大雑把に言えば、「モノ」が中心の俳句と「コト」が中心の短歌では、とりわけ俳句においては作りにくかったものもあったのではないか(「信じられない」「たしなめる」「はにかむ」など)。出題者と題が「いかにも」というものと予想外というものが混在するのも興味深い。エッセイ部分が長くなり俳句のページ数が多くなっているのは、俳句が空白部分を多く持つ表現形態であることを如実に示す。

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