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世界音痴

穂村弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094084412
ISBN 10 : 409408441X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2009
Japan

Product Description

人気歌人は究極のダメ男? 爆笑と落涙の告白。

末期的日本国に生きる歌人、穂村弘(独身、39歳、ひとりっこ、親と同居、総務課長代理)。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。<今の私は、人間が自分かわいさを極限まで突き詰めるとどうなるのか、自分自身を使って人体実験をしているようなものだと思う。本書はその報告書である>世界と「自然」に触れあえない現代人の姿を赤裸々かつ自虐的に描く、爆笑そして落涙の告白的エッセイ。

Content Description

末期的日本国に生きる歌人、穂村弘。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。爆笑そして落涙の告白的エッセイ。

目次 : 一億年後の誕生日/ 回転寿司屋にて/ 豚年の年賀状/ 嘘眼鏡/ 母/ ビタミン小僧/ 一秒で、/ あんパン/ 世界音痴/ 再び、世界音痴〔ほか〕

【著者紹介】
穂村弘 : 1962年札幌生。歌人。上智大学英文学科卒業。90年、歌集『シンジケート』でデビュー。エッセイ、短歌評論、絵本翻訳などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    日本経済新聞のコラム欄等に連載されていた短いエッセイをまとめたもの。1つ1つが短いせいもあって、やや軽い印象と踏み込みの不十分さを感じないではない。読み物としての面白さでは、『現実入門』などには一歩譲るだろう。穂村は、ここでも自分と「普通の世界」との違和を語るのだが、散文で語られるそれは塚本邦雄の歌「いたみもて世界の外に佇つわれと紅き逆睫毛の曼珠沙華」1首に及ばない。もちろん、穂村はそれを熟知しているからこそ、歌を掲げるのだ。引用歌はいずれもいい。本書は、歌人穂村弘からの短歌へのお誘いでもあるのだ。

  • 修一朗

    抜群におもしろくて痛い自虐エッセイ集なんだが、共感してしまう自分がいたりして恐ろしい。世界との距離を(自然)にとれずに、飲み会が苦痛な(世界音痴人)は世の中に結構な数いて、「これは自分のことか…」と思ってしまったら,「穂村弘さんは平成の太宰治だぁ」なんて感じてしまったら、この本の思うつぼっていうか担当編集者の狙い通りなんだろうなぁ… と、警戒しつつも「世界音痴」「一秒で」が沁みてしまうのですよ。

  • 新地学@児童書病発動中

    歌人穂村弘氏のエッセイ集。面白くてくすくす笑いながら読んだ。世間から浮いてしまう自分のことを、とことん描いている。やや誇張があるのかもしれないが、これが穂村さんの生き方なのだろう。世間とうまく折り合っている人は表現には向かわない。このドジな生き方が歌を詠む原動力になっている気がした。

  • ❁かな❁

    又吉さんの「第二図書係補佐」でこちらの本が紹介されていたので図書館で借りました!前に穂村さんの「にょっ記」を読んですごく面白かったのでこちらも期待して読みました!私的には初めて読んだのが「にょっ記」だったのでそちらの方がインパクトあり笑うところが多かったです!「世界音痴」は穂村さんの初エッセイだそうです。穂村さんらしく、とても面白いです★穂村さんが自然さを持てないために世界の中に入れない苦しみなど色々書かれていて、その気持ちわかる〜って事や、それは変わってる〜って事があり笑ってしまいます!コメントに続く

  • 猫丸にゃん太

    世界音痴とはコミュニケーションに於いて世間の人が自然にする動作ができない人のことであり、穂村氏自身のことでもある。そして、彼は自身の音痴とマイナス思考をユーモアを交えることによって滑稽な笑いに昇華している。考えてみれば人は何らかの点に於いて音痴であり、またそれは悪いことではない。なぜなら、音痴は創造性の鍵になるからである。例えば、方向音痴は良いナビを開発し得るし、料理音痴は良いレシピ本を作り得る。なぜなら、感覚的に分からないので、それを補う為に弱者的視点から対策を練るからであり、この視点が才能なのだ。

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