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にょっ記

穂村弘

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167753603
ISBN 10 : 416775360X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan

Content Description

今からジャニーズの一員になることがあろうかと考えたり、電車で武将OLに出会ったり。俗世間をイノセントに旅する歌人・穂村弘が形而下から形而上へ言葉を往還させながら綴った“現実日記”。ほんのり笑って、時に爆笑。フジモトマサルのひとこまマンガ+カットでニヤリもプラス。長嶋有・名久井直子ペアの「偽ょっ記」収録。

【著者紹介】
穂村弘 : 昭和37年(1962)札幌市生まれ。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。気鋭の歌人として、創作、評論ともに活躍。エッセイのジャンルでも独自の魅力で人気を博している。2008年、歌論集『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ふわふわして掴みどころがない穂村さんの世...

投稿日:2021/03/13 (土)

ふわふわして掴みどころがない穂村さんの世界観が癖になりました。 題名の通り日記形式なので気が向いたときに思い出してはペラペラとめくってはクスッとさせて頂いています。 たまにその世代のネタみたいなのがあって理解するのに時間がかかる日があるのですが、穂村さんと同世代の方は読みやすいと思います。 フジモトマサルさんの絵もこの作品によくあってます。

たんぽ さん | 宮城県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    日記形式をとったエッセイだが、『現実入門』などの散文形式のものに比べると、ややインパクトは弱いようだ。なぜならば、彼のエッセイの「おかしみ」は、妄想が次々に拡がって行くところにあるからだ。そして、それはあくまでも穂村自身の中からわき起こってくる自己増殖的なものだ。ところが、今回のそれは主として外界の事象に潜む、ふとした「おかしみ」であり、故に増殖することなく、いわば瞬間芸的なものである。もちろん、ここにも穂村の「冴え」は十分にあることは、解説の長嶋有による「ウソにょっ記」の出来栄えと比べると一目瞭然だ。

  • やせあずき

    なんて面白いんでしょう、ほむほむさん‼︎面白さも手伝って、あっという間に読めてしまいます(^^;;それにしても、「うこん」と「ちんすこう」のくだりはヤバかったです。電車で読むものではありません。難しい本と難しい本の間に読むのに、持ってこいです。

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    久しぶりに読みました。大好きなほむほむの 大好きな日記 (風) エッセイです。穂村的日常へようこそ。■世の中の見え方・感じ方がちょっとズレてる世界音痴なほむらさん。クスッと笑っちゃいつつ、こんな事あるある わかるわかると頷きまくり♪ うちにも天使ちゃん居るよ♡ ■フジモトマサルの一コマ漫画+カットでニヤリもプラス。長嶋有・名久井直子ペアの「偽ょっ記」収録。■さりげないのにどこか可笑しい日常が、実に楽しく、何度も読み返しては ほのぼのしてしまいます ღ˘◡˘ღ (単行本 2006年。2009年文庫化)(→続

  • kariya

    馬鹿だこの人!(笑)初穂村エッセイにして、唯美的真理を大いに笑いながら発見してしまった。秋風につられてカサカサ気味の心が、頑張り過ぎずに面白い日常を読んでかなり和んだ。想像シリーズがいい。大物になったら私も、かたちのいいあたまをしたドレスの女にタマゴボーロを買わせたいし、八頭身の愛人にひよ子を小山のように買い与えてみたい。でも所詮は小物なので、せいぜい「人がゴミのようだ!」と叫ぶ自己像しか浮かばない。5階建てのビルの屋上で。…ゴミに見えない。にょにょっ記に進む頃には、もう3フロアくらい上がりたいです。

  • たっくん

    現代短歌、ニューウェーブ短歌の歌人種村弘の日記風エッセイ。本当の話なのか、作り話なのか、時として短歌的、ファンタジーでもあり、シニカル、終わりがあるようなないような余韻。時として笑いを漏らしてしまう、卓越したセンスに満ちている。フジモトマサルのひとこま漫画にもニヤリ。

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