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しびれる短歌 ちくまプリマー新書

穂村弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480689160
ISBN 10 : 4480689168
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌など、様々な短歌を元に歌人の二人が短歌とは何かについて語る。短歌の本質がわかる!

【著者紹介】
東直子 : 1963年広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞

穂村弘 : 1962年北海道生まれ。歌人。90年、『シンジケート』でデビュー。現代短歌を代表する歌人として、エッセイや評論、絵本など幅広く活躍。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    図書館本 包丁を持った妻に夫が後ずさる短歌はホラーですね。夫は気楽そうに見えて実は色々後ろめたい思いでもあるのでしょうか?私は女性なので男の気持ちは分からないのですが…。 カレンダーめくって二秒で5,6月を終わらせるうっかりさんな歌(木下龍也)も面白いしあるあるな歌でした。うっかりを神の領域と評する作者の感性もすごい。うっかりしている神様ってちょっと考えたら嫌ですが…。

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

    ☆5.0 東 直子さんと穂村 弘さんが、短歌とは何かについて語っておられる。ふむふむ、なるほど。 本書と、ずれるが「昨日発表の読メの皆さん注目の一大イベント」に因み、 小生も『ととにょっ記』ではないが、 歌人もすなる短歌といふものを、「承認欲求満々toto」もしてみむとてするなり  // 本来の / 趣旨はいずこと / クジラ泣く / 知らぬ存ぜぬ / 銭で耳栓 //  BY(ToTo)

  • コットン

    お二人の歌人による短歌についての話でいろんな歌の良さが二人の会話を通して見えてくる。気になったのは以下。するときは球体関節、のわけもなく骨軋みたる今朝の通学:野口あや子、もろもろの愛憎はどうでもよし小さくなりたる母ふたりあり:小島ゆかり、家族の誰かが「自首 減刑」で検索をしていたパソコンまだ温かい:小坂井大輔、生前は無名であった鳥がからあげクンとして蘇る:木下龍也、」杜子春は恐怖のあまり目を閉じた。括弧の中には入れないのだ。「:千葉聡……。 まだまだあるが楽しすぎる短歌の話。

  • 鱒子

    図書館本。主に市井の人々の短歌ですが、著名人のもいくつかあり。穂村さん 東さん お二方の解説が楽しい。今まで短歌って難しいと思っていたけれど、わたしも作ってみようかなーーと思えるようなハードルを下げてくれる本です。

  • Kazuko Ohta

    穂村さんのエッセイは大好きですが、歌集はほとんど手に取ったことがありません。というのも、私には歌心が皆無らしく、世の中の短歌や俳句を聴いてもわからないことが多い。八つ当たり気味に、説明してもらわなわからん歌ってどういうことよ!?と思ったりもするのです。本書も序盤はそんな感じ。食べ物の歌には食いついたものの、やっぱり説明なしじゃ私には理解不能やわなどとぼやきながら。それが第8章のトリッキーな歌に入るとニヤニヤが止まらず。職業としての歌人を目指すとかかる費用もリアルで勉強になりました。楽して稼げる仕事はない。

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