Product Details
ISBN 10 : 4120049353
Content Description
民主主義と自由主義は両立するのか。現代政治学の焦点の一つから、今日的な「政治」の意味が浮かび上がる。すべてが「資本」として流動化していく世界で、いかに資本主義と折り合いをつけ、どのように公共世界と私有財産を構築・維持していくか。これが「リベラルな共和主義」にとっての基本課題である。本書では、考察に必要な概念や論点に、歴史的・理論的な吟味を加える。まずは、フーコーとアレントの理論を足がかりに、そして、経済学、社会学の最新の知見を踏まえながら、実感の伴う政治の理解を目指す。
目次 : 第1章 政治権力はどのように経験されるか/ 第2章 アレントの両義性/ 第3章 フーコーにとっての政治・権力・統治/ 第4章 自由とは何を意味するのか/ 第5章 市場と参加者のアイデンティティ/ 第6章 信用取引に潜在する破壊性/ 第7章 「市民」の普遍化/ 第8章 リベラルな共和主義と宗教/ 第9章 リベラルな共和主義の可能性/ 第10章 政治の場
【著者紹介】
稲葉振一郎 : 1963年、東京生まれ。明治学院大学教授。1986年、一橋大学社会学部卒、1992年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学経済学部助教授、明治学院大学社会学部助教授等を経て現職。専門は、社会科学基礎論、社会倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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うえ
読了日:2022/04/03
バーニング
読了日:2018/11/03
Kai Kajitani
読了日:2017/08/27
takeshi3017
読了日:2024/09/03
こややし
読了日:2017/01/30
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