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女の厄払い 千住のおひろ花便り 祥伝社文庫

稲田和浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396345877
ISBN 10 : 4396345879
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

殿様の敵娼を務めたためにとんでもない目にあった伊勢屋の女郎おなか。殿様を連れてきた幇間久八は、その償いにと、おなかの客になる。やがて、たがいに憎からず想うようになった二人だが、久八の身に異変が起きて…。(「花見の幇間」より)色街でもつれ合う男と女。儚い夢を追うものたちの背中をそっと押す、千住、飯盛旅籠の遣り手・おひろの物語。

【著者紹介】
稲田和浩 : 1960年東京都生まれ。大衆芸能脚本家、演芸評論家、ライター。自らは台本屋と自称し、主に、落語、講談、浪曲、喜劇などの脚本、演出を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 真理そら

    前作のきれいなまとまりっぷりからまさかシリーズ化されるとは思っていなかったので嬉しい驚きで読んだ。駄菓子屋のおひろさんのただ者ではない仕切りっぷりを紹介したプロローグから千住の(飯盛り女を置く)旅籠・伊勢屋の遣り手婆・おひろを中心とした短編集になる。「鯉のぼり」の瀧川鯉弁の半生の物語が好きだ。全編通じて緩やかな人生の哀歓やその中に挟まれる落語的なオトシなどで楽しい時間を過ごせる読書だった。

  • まめの助

    ★★★☆☆遣り手婆のおひろさん、第二弾。第一弾が面白くて、何となく心に残っていて巡り会えた本。落語を知っていればさらに楽しめたようだ。残念無念…ちゃっかりしてるのに情が深いおひろさん。世の中の嫌な面をたくさん知っているからこそのさりげない心配りがよい。

  • ぺしみち

    おひろの図太いところが笑える

  • あき

    前作に続き面白かった。「花見の幇間」の大らかさがスッゴい好き。作者が落語評論家なだけあって、明烏とか花見の仇討ちとかの落語ネタにニヤリとさせられる。「花見の幇間」の久八のしくじり話も花見の酒が元ネタなのかな。「焼き芋」は四宿の屁オマージュって感じだし、「厄払い」の厄落としに行ってピタゴラスイッチ的に厄に遭うのも落語っぽい。これはまだまだ続いて欲しいシリーズ。

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