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「男」の落語評論(仮)フィギュール彩

稲田和浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779170713
ISBN 10 : 4779170710
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan

Content Description

「男目線」の落語評論があったっていいじゃねぇか!落語てなぁ、江戸の富裕な町人の「男文化」のなかで生まれ、昭和の頃だって寄席では男客が多かった。いまじゃ女性客のほうが多いが、いけないなんて言いません。現代文化は女性がつくる。そんなことは百も承知。落語の噺に関しては、だいたいの作品が男目線で作られている。男が作って男が演じ、男とわずかな女性が聴いていたんだから、しょうがねえや。それをいまの女性客に受けるように演じるのも噺家の技だ。女性にも面白い古典落語を穿ったアングルで論じてみらぁ!

目次 : 第1章 仕事/ 第2章 戦い/ 第3章 女をめぐって/ 第4章 死

【著者紹介】
稲田和浩 : 1960年東京生まれ。演芸作家、評論家。日本大学藝術学部卒業。雑誌記者、ライターを経て1986年より作家活動。演芸台本、邦楽の作詞、演出も手がける。日本脚本家連盟、日本放送作家協会所属。民族芸能を守る会相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop

    江戸から昭和にかけて男社会の中で培われた芸能として落語を捉えることで、噺の中に色濃く漂う男目線を抽出し、落語が根ざす社会通念の何たるかを再確認する。〈男〉と云いながら逆説的にジェンダーレスな確信を得られたりする点は、江戸と平成の距離感なのかと思わないでもない。現在の落語家を聴きながらも昭和の名人を重要視する著者の姿勢がただの懐旧ではないというのも納得。ただ第4章だけはそれ以前と印象が異なり、男目線の抽出たり得ていないのではないか、とも。

  • kaz

    「男」にこだわる意味はよくわからないが、著者の落語やその他芸能に関する雑学はそれなりに面白い。

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