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映画の生体解剖

稲生平太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800302830
ISBN 10 : 4800302838
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幻のフィルム・ノワールからZ級作品まで100本以上の映画を滅多切り!!『定本何かが空を飛んでいる』『アムネジア』の幻想小説家と『恐怖』『リング』の監督/脚本家が挑む、暗黒と白熱の映画談義!

目次 : 手術台は映画の根源を呼び覚ます/ 放電は映画のテクノロジーの象徴である/ 水が関わると映画は面白くなる/ ただならぬ画面にこそ価値がある/ 現実が変容する感覚/ 裂け目が見える/ 定型的な通俗娯楽は神話に化ける/ 悪のインパクトが映画を輝かせる/ エポックとなった映画、なれなかった映画/ パラノイア感覚が画面にあふれだす/ 姉妹は不思議な魅力に満ちている/ フィルムの中のフィルム/ 映画がリアルを支配する/ 映画の中に時間は流れていない/ 映画におけるオカルトとは何か―“わけのわからないもの”に魅了されて

【著者紹介】
稲生平太郎 : 1954年生まれ。大阪府豊中市に育つ。小説家。本名の横山茂雄名義でも、英文学、民俗学、オカルティズム関係の著書、編書、翻訳が多数ある。奈良女子大学教授

高橋洋 : 1959年生まれ。千葉県に育つ。映画監督、脚本家。映画美学校講師、愛知淑徳大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • misui

    小説家と映画監督による対談本。めちゃくちゃ面白かった。お二方が映画に求めるのは映画以上のもの、この世界ではない「向こう側」が裂け目から姿を現す瞬間で、「手術台映画」とか「放電映画」とか、こう書くと危ないことのようだけど実はそれが映画の根源的な部分に起因するのがわかってくる。稲生氏の「動く心霊写真、心霊動画」を求める姿勢にさすがだなと頷いていると、高橋氏のほうがもっと妄想に踏み込んでいく気配があって呆気にとられたり(笑)、いやしかしこれは禍々しくも最高に楽しい。自分の映画を見る姿勢にも影響してきそうな。

  • garth

    今年の映画本オブ・ザ・イヤー!を早々にお贈りしたい。しかしやっぱり稲生先生の頭の中はわからない。高橋洋さんのほうは比較的納得できるんだけれども。『ドニー・ダーコ』とか誉めているのはなんでなんだ!?

  • くさてる

    映画そのものにはそんなに熱心なファンではないのだけど、映画について語る文章はなぜかとても好き。そんな私にとってはとにかく熱く細かくホラー映画について語るお二人の様子が楽しくて面白い一冊でした。目をつけるポイントがとてもマニアックなんだけど、閉鎖的ではない。好きなものについて語るというのは楽しいことなんだ!というのがいちばんの感想です。ホラー映画がお好きなかたにはおすすめです。

  • misui

    再読。あらためて自分の趣味が本書の影響下にあると気付かされる。「心霊実話を夢中で調べていた頃、幽霊を見たという人の証言を集めていると、一致した見解は死体だということ。そこに死体がいるという感じ。ものすごいリアルな幽霊表現の究極を求めたら、死体に近づくということです。」

  • De PalmaX

    頭ではなく無意識に直接忍び込まされるような提言が多数。技術論とか作家論を超えた、映画の原理を掴もうとする突飛でもあるが説得力も備えた対談。映画悪が気になる。

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