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世界最先端の研究が教える すごい哲学

稲岡大志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862808813
ISBN 10 : 4862808816
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

哲学の本でよく見るおなじみの話題は載っていません。現役哲学研究者が選んだ、とびっきり面白いネタが満載!身近な悩みから世の中の不思議まで徹底追究!世界の見え方がガラリと変わる新しい哲学入門書。

目次 : 第1章 日常生活の中に潜む哲学研究(サステナブルなファッションを選ぶにはどうしたらいいか?/ マッチングアプリで好みでない人のタイプを書くのは差別か? ほか)/ 第2章 アートや美意識から考える哲学研究(小説を読むことで人はやさしくなれるのか?/ 動物園で動物の美しさを鑑賞できるのか? ほか)/ 第3章 正義と悪を考える哲学研究(不良が更正したことを称賛してはいけないのか?/ レアグッズの転売は道徳的に問題なのか? ほか)/ 第4章 学びや教育に活きる哲学研究(問いとは何か?/ 三段論法は本当に正しいのか? ほか)/ 第5章 こんなことまで考える哲学研究(なぜ試しにスペイン語を話してみることはできないのか?/ 色はどこにあるのか? ほか)

【著者紹介】
稲岡大志 : 1977年生まれ。大阪経済大学経営学部准教授。2008年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はヨーロッパ初期近代の哲学、数学の哲学、スポーツの哲学・倫理学、アニメーションの哲学など。著書に『ライプニッツの数理哲学―空間・幾何学・実体をめぐって』(昭和堂、2019年)など。好きな哲学書は、アリストテレス『ニコマコス倫理学』、フレーゲ『算術の基礎』、ハイデガー『存在と時間』など。最近は、17世紀のヨーロッパで解析学が誕生するとき幾何図形がどのような役割を果たしていたか、アニメーション声優の演技の「うまさ」とはなにか、といったことに関心があります

森功次 : 1981年生まれ。大妻女子大学国際センター専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は美学・芸術哲学(特に美的価値・芸術的価値の理論)。主な著作・論文に、『ワードマップ現代現象学』(共著、新曜社、2017年)、「美的なものはなぜ美的に良いのか:美的価値をめぐる快楽主義とその敵」(『現代思想』2021年1月号)など。主な訳書にロバート・ステッカー『分析美学入門』(勁草書房、2013年)、ノエル・キャロル『批評について:芸術批評の哲学』(勁草書房、2017年)など。最近は美的教育、アダプテーションといったトピックに興味があります

長門裕介 : 1987年生まれ。大阪大学社会技術共創研究センター特任助教。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学後、高崎経済大学など非常勤講師を経て現職。専門は倫理学(特に幸福と人生の意味)、社会哲学、情報科学技術のELSI(倫理的・法的・社会的課題)。趣味は古今東西のミステリを読むこと。近年の論文に「メタバースでアバターはいかにして充実した生を送りうるか」(『現代思想』2022年9月号)など。好きな哲学書はアリストテレス『ニコマコス倫理学』、ミル『自由論』、ルカーチ『歴史と階級意識』など。最近は技術に対する社会的な規制と幸福、疎外などの関係に興味があります

朱喜哲 : 1985年生まれ。大阪大学社会技術共創研究センター招聘教員。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はプラグマティズム言語哲学とその応用(ヘイトスピーチや陰謀論の分析等)。近年の論文に「陰謀論の合理性を文節化する」(『現代思想』2021年5月号)など。好きな哲学書はスピノザ『エチカ』、ヴェイユ『ギリシアの泉』、ロールズ『正義論』など。企業内哲学者としてデータビジネスにおけるELSI(倫理的・法的・社会的課題)対応の社会実装などにも従事しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あらたん

    哲学といえば古いイメージがあるが現代社会にも哲学すべき話題がたくさんあるということがよくわかった。AIが発展する未来に必要な能力はもしかしたらこのように本質的な問いを立て思考することなのかもしれない。

  • Taka

    若き哲学者の考え集。、マッチングアプリで好みでない人のタイプを書くのは差別か。スポーツとはなんだろうか。非難は何の役に立つのか。企業がリモートワークを導入しないのは悪いことなのか。小説を読むことで人は優しくなれるのか。性的でないものをなぜポルノと呼ぶのか、モナリザはどこにあるのか。ヘヴィメタルをヘヴィにしているものは何か。差別的な冗談を面白いと感じることは悪いことなのか。なぜ試しにスペイン語を話してみることはできないのか。世界にはものがいくつあるのか。今の速さはどれくらいか。世界には考えられることで沢山

  • 有智 麻耶

    英語圏の論文を「最新の哲学研究の成果」として取り上げ、その内容を要約した入門書である。ある主題に対する深い考察というよりは、それらを哲学的に分析する端緒が提示されている。哲学書の読書体験としては面白みがないかもしれないが、いわゆる哲学カフェなどの課題文献として、対話の共通の基盤をかためる役割などは果たしてくれるだろう。

  • 向山 彰彦

    現代哲学者たちの考えている命題をやさしく解説。 正義とは、美とは、直感的に感じるだけでは見誤ってしまう、よく考えよう、とものの考え方の参考になりました。

  • ふるかわ

    若手哲学者によるおもしろ論文紹介アンソロジー。基本的に良い本なんだけど、自分の論文を紹介する人はぜんぜん面白くないすね

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