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ISBN 10 : 4621311735
Content Description
格子ボルツマン法の専門書として好評を得てきた書籍の改訂版.格子ボルツマン法(LBM: lattice Boltzmann method)とは,気体分子運動論(ボルツマン方程式)をアナロジーとする非圧縮性粘性流体の数値計算法の一つである.
本書は,このような計算法にあまり馴染みのない読者でも,しっかり理解できるよう基礎理論からその応用例まで紹介する.本書の前半では,格子ボルツマン法の基礎理論とともに,それを発展させたlattice kineticスキーム(LKS)も紹介し,後半では,移動境界流れに適用できるIB-LBM気液および液液二相流体に適用可能な二相系LBMについて解説する.なお,一部の数値計算例については,そのソースコードもサポートページより頒布しているので実装できるようになっている.
改訂での大きな変更点としては,流体力学的方程式の導出法として,S展開での導出に加えてChapman-Enskog展開でも導出を行い,加えて,計算精度の評価についてより丁寧に解説を加え充実させた.さらに,いくつかの数値計算例を新たに掲載している.
【著者紹介】
稲室〓二 : 1979年3月京都大学 大学院工学研究科修士課程 航空工学専攻 修了。2020年4月京都大学名誉教授。専門分野:流体力学、数値流体力学(格子ボルツマン法)、界面ダイナミクス、羽ばたき飛翔、二相流
吉野正人 : 2000年3月京都大学 大学院工学研究科博士課程 化学工学専攻 修了。2014年4月信州大学 学術研究院工学系 教授。専門分野:流体力学、数値流体力学(格子ボルツマン法)、移動現象論、二相流
鈴木康祐 : 2014年3月京都大学 大学院工学研究科博士課程 航空宇宙工学専攻 修了。2019年4月信州大学 学術研究院工学系 准教授。専門分野:流体力学、数値流体力学(格子ボルツマン法)、移動境界流れ、羽ばたき飛翔(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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