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面白くて眠れなくなる植物学(仮)

稲垣栄洋

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569830292
ISBN 10 : 4569830293
Format
Books
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

植物のダ・ヴィンチ・コード、花占いの必勝法、トリケラトプスの衰退と植物の進化、竹は木か草か?、カラフルなトウモロコシの謎、ねこじゃらしは高性能…読みだしたらとまらないすごい植物のはなし。

目次 : 1 すごい植物のはなし(木はどこまで大きくなれるのか?/ 植物のダ・ヴィンチ・コード/ 花占いの必勝法 ほか)/ 2 面白くて眠れなくなる植物学(芽が出ない…/ 竹は木か草か?/ ニンジンの上手な描き方 ほか)/ 3 読み出したらとまらない植物のはなし(赤ちょうちんは熟した果実!?/ 草原のものがたり/ 台所の植物学 ほか)

【著者紹介】
稲垣栄洋 : 1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『面白くて眠れなくなる植物学』眠れなくな...

投稿日:2021/07/01 (木)

『面白くて眠れなくなる植物学』眠れなくなるということまではならないですが、面白さにどっぷりはまり突き詰めて真剣に研究していったら、そうなるのかもしれないなぁ、と興味深い植物の世界に引き込まれて行きます。生態や進化の過程や、人や他の生き物との関わり等、耳新しい話しから、再確認や再認識すべき話しまで楽しめます。「葉のつき方は工夫に満ちている」すべての葉が重なり合わず効率良く光を受けるため。「すべての花は美しい数列に従う」フィボナッチ数列やリュカ数列について。「自然界に区別はない」植物にとって、木か草かは大きな問題ではありません、その環境に適応するように進化を遂げただけのことです。-などなど。臨機応変に生き抜いているダイナミックさ、時にドラマチックさを感じさせる植物たち。不思議で偉大な存在の幾つもの話しから、生きる力を感じ取れたり、生き方を学べたり、素晴らしい充実の読後感です。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    身の回りにあるたくさんの植物(野菜や花から木までを含めて)についてのトリビア的な知識を提供してくれます。昔授業で習った生物の一環としての植物の話は無味乾燥であまり興味を惹くような部分は少なかったのですが、このような話題にしてくれるとなるほどなあと頷くことが多いと感じます。楽しい本でした。

  • Aya Murakami

    図書館本。多分朝ドラの牧野富太郎特集。 木はどこまで大きくなれる?140mだそうです。ご神木サイズですね! ニンニクとかの毒素が人間の体を活性化させるというのは著者の別の本で読んだのですが、カフェインも然りだったのですね。ついでに毒素であるカフェインを体外に排出するためにしょんべんが近くなるとか(つまりは利尿作用)。恐竜の化石から植物の毒素にやられてしまった痕跡があるとは…。植物との生存競争に負けてしまったらしいです。

  • kinkin

    植物学という固いタイトルが入っているが内容はとても読みやすい。植物とフィボナッチ数列との関係、植物と昆虫や動物の「共進化」のこと、いざ雑草を育てようとすると難しいのはなぜか、ネコジャラシは高性能植物木が先か草が先かなど他も面白いものがあった。人はまだ人工的に光合成システムを造ることが出来ない。ふだん踏みつけている小さな葉っぱや草すらも造ることができない一方で熱帯雨林の破壊や、都市のコンクリート化を進める。植物がいかにすばらしい仕組みなのかそのほんの一部であるが知ることができたと思う。図書館本

  • 初美マリン

    目からウロコの面白植物学。まず、「ちょうちょ」の菜の葉に止まれ。そうだ菜の花ではなかったと。外敵から守るための毒素がコーヒーやお茶、野生と栽培ムギの違いは種子が落ちるかどうかなど、読んでお楽しみの内容。こんなにわかりやすく説明してくれてありがとうと感謝です。

  • クリママ

    花や葉の色、木と草の違い、葉緑素のことなど面白く、また、そうなってきた進化にもふれられているので、いっそう興味深い。わかりやすく、読みやすいところもいい。植物が長い年月をかけて作り上げた緑の地球。それを人類が森林を破壊し、植物が作り出す酸素の供給を絶とうとしている。まるで生命誕生以前の惑星に戻そうとしているかのようだ。筆者の言葉が重い。

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