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世界史を大きく動かした植物

稲垣栄洋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569840857
ISBN 10 : 456984085X
Format
Books
Release Date
June/2018
Japan

Content Description

一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした。植物という視点から読み解く新しい世界史。

目次 : コムギ―一粒の種から文明が生まれた/ イネ―稲作文化が「日本」を作った/ コショウ―ヨーロッパが羨望した黒い黄金/ トウガラシ―コロンブスの苦悩とアジアの熱狂/ ジャガイモ―大国アメリカを作った「悪魔の植物」/ トマト―世界の食を変えた赤すぎる果実/ ワタ―「羊が生えた植物」と産業革命/ チャ―アヘン戦争とカフェインの魔力/ サトウキビ―人類を惑わした甘美なる味/ ダイズ―戦国時代の軍事食から新大陸へ/ タマネギ―巨大ピラミッドを支えた薬効/ チューリップ―世界初のバブル経済と球根/ トウモロコシ―世界を席巻する驚異の農作物/ サクラ―ヤマザクラと日本人の精神

【著者紹介】
稲垣栄洋 : 1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士、植物学者。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちくわ

    タイトルから『雑学本』かな?と思うが、実際読んでみると世界史、日本史、生物学などをまとめて学べる良本。久しぶりに心の底から『面白い!』と唸ってしまった。世界各国で栽培されている作物の多くがその国起源ではなく、実は歴史的背景(=必要性)の中で『人類』が移動させ、結果的に根付いた『植物の移民』である事は驚きであった。他にも生産量が多いトウモロコシやダイズは、その多くが食用ではなく家畜のエサだとか・・・日本にいるとあまり気付かないが、世界的には畜産や酪農って盛んなんだな!とか。まさに、事実は小説よりも奇なり!

  • machidataketomo

    これは歴史好きにはたまらない本ですね。世界史と日本史の繋がりと植物の絡みがうまく書かれていて分かりやすい。 人は植物で始まり、植物で戦争をし、植物に操られてこれからも生きていく。 世界史と日本史の繋がりを知りたい方は是非とも一読を! バイキング(海賊)、リンカーンの南北戦争、アメリカ独立戦争、ヨーロッパ各地の戦争、秀吉や信長………とにかく面白い。それに尽きる。

  • Willie the Wildcat

    栄養学はもちろんだが、人類学、経済学、あるいは地政学にも渡る考察。気付きと発展過程、過程に垣間見る人間の性の妙、そして副作用・副産物。偶然性の必然であり、必然性の偶然。”悪魔”とも呼ばれる植物が鑑賞用から食用への転換する際に垣間見る人間の性は、当時の笑えない事情を含めて論理的。またジャガイモのアメリカへの逆輸入の件も印象的。価値観の再考・再認識は不変。故の最高裁まで争ったトマト!?植物学vs.法学。日米の”解釈”にも差異也。「果物的野菜」とは、深いなぁ。学びも多々あり、表題にも納得感。

  • こも 旧柏バカ一代

    歴史と植物の関係。メチャクチャ面白かった。多分、何度も読むと思う。

  • さつき

    イネやコムギ、トウモロコシなど食糧などとして重要な植物の歴史をコンパクトに紹介。特に目新しい話題は無かったけど、最初は雑草のようだった植物を穀物へと作り上げた先人達の苦労をひしひしと感じました。

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