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海とヒトの関係学 2 海の生物多様性を守るために

秋道智彌

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784908443381
ISBN 10 : 4908443386
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
角南篤 ,  

Content Description

いま世界の海があぶない。海にあふれるプラスチックゴミ、拡大する外来生物、失われる海の多様性…。現場に精通した研究者・行政・NPO関係者たちが、いま何がおこっているのか、これからどうすればいいのか、その本質に迫ってゆく。

目次 : 第1章 海のゴミ問題を考える(海岸漂着物から地球環境を読む/ 漂着物にとりつかれた人たち/ 海域に浮遊するマイクロプラスチック研究の最前線/ 深刻化する深海のプラスチック汚染/ 世界で最も美しい湾クラブ ほか)/ 第2章 生物多様性を守れ(ホンビノスガイは水産資源有用種か生態系外来種か?/ バラスト水が招く生物分布の拡散/ 季節の旅人スルメイカは海洋環境変化の指標種/ バイオロギングで生態を探る/ 日本の海洋保護区の課題とは ほか)

【著者紹介】
秋道智彌 : 1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職

角南篤 : 1965年生まれ。1988年、ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、1989年株式会社野村総合研究所政策研究部研究員、2001年コロンビア大学政治学博士号(Ph.D.)。2001年から2003年まで独立行政法人経済産業研究所フェロー。2014年政策研究大学院大学教授、学長補佐、2016年4月より副学長に就任、2015年11月より内閣府参与(科学技術・イノベーション政策担当)、2017年6月より笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 更紗蝦

    元々はマイクロプラスチックのことが知りたくて手に取った本なのですが、ビーチコーミング、バラスト水問題、ホンビノスガイの評価から見えてくる人間のエゴ、海洋生物多様性の保全に向けた世界の取り組み等も知ることもできて、とても勉強になりました。マイクロプラスチックは、物理的なゴミとしての問題はもとより、製造過程で混合される添加物と、海水中を移動する間に吸着される汚染物質による化学的な毒性の問題があり、食物連鎖による生物濃縮が起きることが確実であるため、喫緊の重要課題です。

  • 魚京童!

    疲れていて、覚えていない。最後ばたばたの中でとりあえず読んだからなって写真撮っておいた2冊目。海の生物多様性は重要だと思うけど、人間 目に見えないものはないんだよ。だからどうせすぐダメになる。もう海から食べ物を得ることはできなくなる。だってそれはしょうがない。見えないだもん。守るって維持するってことだから難しいんだよね。説明できないんだもん。造るのはどうだ!って言えるからいいんだけど。成長途中だからな。人間も。そろそろ脱皮して空を飛べるようになる。

  • cochou

    海だけでなく、川、湖、陸地のことを考えるべし。 課題の大きさと、国家間、地域間の対立に打ちひしがれる。まずはしっかり海のことを調べるべきだろう。バイオロンギング、水中グライダー等海洋を調べる方法も紹介されている。

  • ogi_rutemu

    「豊かな海」は、海洋生物の多様性を維持するだけでなく、海と関わる漁民や地域の人々の文化も持続させなくてはいけないという視点を学んだ。森川海が繋がることで栄養源が海へ行き渡ることを改めて再確認できた。特に衝撃的だったのは、マイクロプラスチックはあらゆる場所(南極でも、水深1万メートルであっても)に存在し、これらが「汚染物質」を“集めて”しまう性質があるという話には驚いた。

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