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命の交差点 ナースの卯月に視えるもの 文春文庫

秋谷りんこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167923624
ISBN 10 : 4167923629
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

がん看護のプロとして病棟を支える看護師・卯月咲笑には、患者が死を意識したときに現れる「思い残し」が視える。孫に会いたい老婦人、結婚目前で病に倒れた女性…卯月はその想いに寄り添い、病のなかにも光を見つけようと奮闘する。しかしある日、自身の検診で再検査の通知を受ける。命の現場の厳しさと希望を描く感動作。

【著者紹介】
秋谷りんこ : 1980年神奈川県生まれ。横浜市立大学看護短期大学部(現・医学部看護学科)卒業後、看護師として10年以上病棟勤務。退職後、メディアプラットフォーム「note」で小説やエッセイを発表。2023年、「ナースの卯月に視えるもの」がnote主催の「創作大賞2023」で「別冊文藝春秋賞」を受賞。24年5月、同作でデビューし、シリーズ化が決定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    シリーズ第3弾ですが、過去2作を軽々と上回る素晴らしい仕上がりでした。看護師さんはとにかく必読かと思われるこの作品。患者さんに向き合う姿や日々の看護師としての業務などがリアルに綴られています。主人公「卯月」はもちろんのコト、後輩「遠野」さんや「北口」さんもしっかりと成長しており、今回はそこにルーキー「丹羽」さんが加わります。お仕事柄、日々シリアスなコトに直面しつつも、やはり職場は改めて人間関係が何よりも大切だなと。何度も何度も涙腺が緩み、じんわりとココロが温かくなれるステキな読書タイムを過ごせました。

  • Karl Heintz Schneider

    シリーズ第三弾、まだまだ続きそうな予感。卯月咲笑は30歳のナース。彼女には患者の思い残しが映像として視えてしまう。今回、患者の枕元に立つ思い残しの人に会いに行くことに。これって看護の域を超えている?ただのおせっかい?でも患者さんの今後が少しでも明るくなること、穏やかに過ごせることの手伝いになるのであれば、いい看護につながるのではないか。そう思うことで自分を納得させる卯月。やや強引な気もするけど(笑)

  • えんちゃん

    ナース卯月シリーズB 中堅になり、患者さんとの距離のとり方にも変化が。ただがむしゃらにではなく、本当に求められている看護が何なのか。経験を積み真摯に向き合い、より頼もしい存在になってゆく。卯月の成長し続ける姿が眩しくて泣けてくる。次作はホスピス編かな。ハードな仕事が待っているだろう。でも卯月なら、患者さんへの尊厳を忘れずに頑張ってくれるはず。

  • さちこ

    看護の仕事に使命感があるから思いやりに溢れる看護が出来るんだな。看護師とはなんと大変な仕事なのだろう。初期の藤岡陽子さんの作品を思い出した。

  • まり

    図書館本。今回はいろいろと発展した気がする。卯月が思い残しに注意を払っているだけではなく前回よりも広い視野だなぁと思ったし何よりも恋愛が発展したことに何だかホッとした。友達や同僚とはまた違う頼れる存在が出来たことが本当に良かった。さらにその人がポジティブだったこともさらに嬉しい。次作も楽しみ。

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