Books

かたちには理由がある ハヤカワ新書

秋田道夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400108
ISBN 10 : 4153400106
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

製造工程やコスト、クライアントの思惑、メーカーのブランディングなど様々な条件を考慮しながら製品を作り上げる、プロダクトデザインという仕事。それは私たちの暮らしと情操を、いかに豊かにするのか?50年近くにわたり第一線で活躍してきたプロダクトデザイナーが、湯呑みから信号機まで自身の手がけてきた製品を題材に「かたち」をめぐる思考を展開する。デザインとは「素敵な妥協」をすること。大量に使われる製品は「研ぎ澄まされたふつう」でなければならない―発想のヒントが満載。

目次 : 第1章 デザインとは「素敵な妥協」をすること―「発想」と「制約」のはなし(プロダクトデザイナーはなにをしているのか/ 大量生産と少量生産の違い/ プロダクトデザイナーという仕事の始まり ほか)/ 第2章 大量に使われる製品は「研ぎ澄まされたふつう」でなければならない―「かたち」と「らしさ」のはなし(白雪姫の棺―一本用ワインセラーのはなし/ 円筒の時代について―セキュリティゲートのはなし/ 無意識とプロ意識が混在して生まれるもの―ルーペ45のはなし1 ほか)/ 第3章 良い仕事をするには「腑に落ちた日常」が大切です―「キャリア」と「生活」のはなし(無理はしないが挑戦的ではある/ 建築デザインとプロダクトデザイン/ 毎日ID賞のころ ほか)

【著者紹介】
秋田道夫 : 1953年大阪生まれ。プロダクトデザイナー。愛知県立芸術大学卒業後、トリオ(現JVCケンウッド)、ソニーを経て1988年よりフリーランスとして活動を続ける。LED式薄型信号機、交通系カードチャージ機、虎ノ門ヒルズセキュリティゲート等の公共機器から日用品まで幅広く手がける。Twitterでの発信が話題を呼び、フォロワーは10万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • breguet4194q

    奇をてらわない著者の姿勢が、集約されていると思います。その「形」には意味があるが完結したものではなく、そこにデザインの力を利用して、更にいいもので、誰にでも受け入れられるものにする。デザインにはロマンがあるなと思います。毎回ページをめくるのが楽しみでした。

  • けんとまん1007

    インダストリアルデザイナーの仕事。何となくは知っていたが、その中で、秋田さんの考え方が好ましく思う。また、斬新さを求めるのではなく、長く使われることを第一義にされているのもそう。その時だけでなく、先のことや、製造・運搬のことまで含めて考える、その幅の広さがいい。どうしても、目新しさを求めがちだが、そこを敢えて避けるくらいの勇気があるし、それを見習いたい。

  • Miyoshi Hirotaka

    武道には型がある。攻防のパターンが体系化され実用性と様式美を体現し、動きには意味があることを師から弟子に伝えている。工業デザインもこれに似ている。設計、製造、流通、販売とデザインの前後の工程からの制約条件の中で合理性や機能性を極限まで追求、かたちには理由があることを表現している。わが国の工業製品がデザイン性を高める方向に舵を切ったのは。量産品の増加で模倣が増え、粗悪品が横行したため。松下幸之助、井深大などの名経営者がこの方向へのリーダーシップを発揮。ユーザーの感動を生む製品が世に送り出されるようになった。

  • ユーユーテイン

    プロダクトデザイナーの著者がデザインした数々の製品が出来上がった経緯と、この仕事を続けてきた想いが語られる。信号機、カトラリー、湯呑み、バッグなど、日常生活の中に溶け込んでいるセンスの良い製品。著者は、「すでに飽きられているので、飽きられようがない」正方形や正円、正四角柱、円柱などを使って斬新なデザインを創造する。観察からデザインが生まれ、日常に溶け込んだデザインが景色となり、人々の感性を変えていく。小さな製品が持つ大きな可能性に目を見開かされた。できる所で最善の努力をする著者の生き方にも励まされた。

  • Tenouji

    シンプルな形であっても、いろいろ理由があるんだね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items