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ISBN 10 : 4788514931
Content Description
日本人の心の在りようにおける“わたくし”とは。能楽や和歌、仏教思想など日本独自の文化的背景から、心理学や精神医学が西洋から輸入される以前の「日本人らしさ」への接近を試みる。
目次 : 自我篇―非・西欧的“わたくし”をめぐって/ 第1章 能の“わたくし”をめぐって(『草枕』と能/ 能の“わたくし”)/ 第2章 仏教の存在論と日本的じぶん認識(古代インド思想界におけるじぶん認識/ 仏教における存在論とじぶん認識―「自己」から「自己=わたし」へ ほか)/ 第3章 ポーランドと非・西欧をめぐって―視覚芸術を中心に(ポーランドの視覚芸術/ ポーランドにみる非・西欧的な“わたくし”)/ 第4章 和太鼓演奏における「私性」―非我と無我を経て:息的主体とその在り方(和太鼓演奏における体験―演奏者の語りを通して/ 同期現象より―息的主体に思いを馳せるために ほか)/ 自我篇―ディスカッション/ 終章 水の我(西洋との「文化差」/ 日本人の「我」)
【著者紹介】
秋田巌 : 高知医科大学卒業。博士(医学)。精神科医、臨床心理士。チューリッヒ・ユング研究所にてユング派分析家国際資格取得。現在、京都文教大学臨床心理学部教授、臨床物理学研究センター長
小川佳世子 : 同志社大学経済学部卒業。歌人、能楽研究者。大手前大学大学院で能の研究を行い、天野文雄の指導を受ける。未来短歌会に入会し、岡井隆に師事。現在、京都造形芸術大学非常勤講師。著書は『ゆきふる:歌集』(ながらみ書房、第24回ながらみ書房出版賞受賞)、『水が見ていた:歌集』(ながらみ書房、第33回現代歌人集会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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