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息子のボーイフレンド 双葉文庫

秋吉理香子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575528190
ISBN 10 : 4575528196
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

専業主婦の杉山莉緒は、高校2年生の息子・聖将からカミングアウトされ、激しく動揺する。しぶしぶ交際相手を自宅に招いたところ、一流大学に通う藤本雄哉は非の打ち所がない好青年。母親を早くに亡くし、家事はもちろん、祖母の介護までする苦学生で、何よりイケメンだった! ひとまず二人の交際を認めた莉緒だが、心中は複雑だし、夫・稲男にもなかなか切り出せない。はたして空回りする母は家庭の平穏を取り戻すことができるのか? たっぷり笑えて、しみじみ考えさせられるBLホームコメディ。

【著者紹介】
秋吉理香子 : 早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mike

    タイトルから分かるようにゲイの息子を持った母の話。彼女はかつてBLにどっぷりハマり「息子をゲイに育てよう」なんて考えた事もある。でも現実に起こると感情が暴れ出すのだ。コメディタッチなのでサクッと読める。性的マイノリティの割合は13人に1人。学生時代のクラスに2、3人はいたことになる。そういえば、仲良しだった子が「ボクね、綺麗な女の人が好きなんよ」と言っていたのを思い出したが、あれはカミングアウトだったのか。そもそも同性愛が意識の中に存在さえしなかったあの頃の私。あの時彼女に何て答えたんだろう…

  • GAKU

    高校生の息子がゲイであることをカミングアウトした、両親、本人、パートナーの視点で描かれた物語。私自身は子供や友人がLGBTであったとしても、全く気になりません。しかし受け入れられない人達が居ることも、事実ですよね。一番良くないのはLGBTである他人は受け入れられるけれど、自分の息子だったら絶対ダメ!と言っていた当初の父親の態度でしょうか。そんな父親もラストの行動には好感を持つことが出来ました。現実でも息子とパートナーのような二人が幸せに暮らせる。そんな世の中になって欲しいと思います。

  • ❁Lei❁

    高校生の息子からゲイをカミングアウトされて戸惑う母を中心に、新たな家族観を探ってゆくBLホームコメディ。彼氏がいわゆるスパダリであったり、父親がお付き合いを認めなかったりと、BL小説のお約束を踏まえたファンタジーです。が、不妊治療の過程や、ダイバーシティを推進する会社の取り組みなど、勉強になるところもありました。ただし、多様性に対する揺り返しが起こっている最近では、もう既にちょっと古い内容かもしれません。ともあれ、ギャグっぽいBL小説として、私は楽しんで読めました。

  • 糸巻

    高校生の息子がゲイである事を知った家族の心の葛藤をコミカルに描いた物語。女子校時代にBL漫画を描いていた母親、カミングアウトした息子、母親の女子校時代からの親友、最悪なパターンで知ってしまった父親、そして息子のボーイフレンドの視点での5話収録連作短編。母親と親友のやり取りがコミカルで笑えるけど、息子の性的志向を勝手に話してしまうのはダメだろう…。結果的にこの親友の存在は物語になくてはならないんだけど。愛し合う若き恋人たちを引き裂こうとする流れにおばちゃんは涙が出たよ…。子供が笑顔でいてくれたらそれで良し。

  • 一華

    高二の息子から突然のカミングアウト…母親、息子、母親の親友、父親、息子のカレシ、それぞれの視点からの五篇。みんなそれぞれが思い悩み、重いテーマにも関わらず、心温まるホームコメディに仕上がっている。小説ゆえに結末は大団円風だが現実は…綺麗事で済まされないだろうけども、こういうカタチ(このくらいの雰囲気)で世に拡まっていけたらいいのかもね。

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