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一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞

秋元雄史

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479393238
ISBN 10 : 4479393234
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

絵巻物、水墨画、狩野派、浮世絵、奇想の系譜まで国宝級の名画を鍵に、日本美術の「継承」がわかる。

目次 : 第1章 知的教養人が理解している日本美術の醍醐味(実はわかりやすい日本美術の世界/ 日本美術のディープさの「正体」/ 押さえておきたい日本美術史)/ 第2章 知的教養を育てる日本美術読み解き―平安時代後期から室町時代まで(平安時代後期/ 鎌倉・南北朝時代/ 室町時代)/ 第3章 知的教養を育てる日本美術読み解き―桃山時代から明治以降(桃山時代/ 江戸時代中期/ 明治以降)/ 第4章 日本美術の知的な鑑賞作法(日本人の「美の好み」を理解する/ 「美の描き方」を理解する/ 人と差がつく3つの味わい方/ 日本美術の鑑賞いろは)

【著者紹介】
秋元雄史 : 1955年東京生まれ。東京藝術大学大学美術館長・教授、および練馬区立美術館館長。東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、作家兼アートライターとして活動。1991年に福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社、国吉康雄美術館の主任研究員を兼務しながら、のちに「ベネッセアートサイト直島」として知られるアートプロジェクトの主担当となる。2001年、草間彌生『南瓜』を生んだ「Out of Bounds」展を企画・運営したほか、アーティストが古民家をまるごと作品化する「家プロジェクト」をコーディネート。2002年頃からはモネ『睡蓮』の購入をきっかけに「地中美術館」を構想し、ディレクションに携わる。開館時の2004年より地中美術館館長/公益財団法人直島福武美術館財団常務理事に就任、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクターも兼務する。それまで年間3万人弱だったベネッセアートサイト直島の来場者数が2005年には12万人を突破し、初の単年度黒字化を達成。2006年に財団を退職。2007年、金沢21世紀美術館館長に就任。国内の美術館としては最多となる年間255万人が来場する現代美術館に育て上げる。10年間務めたのち退職し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「武器になる知的教養 西洋美術鑑賞」と対...

投稿日:2021/04/08 (木)

「武器になる知的教養 西洋美術鑑賞」と対になる「一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞」。前著と同様、とても平易に分かりやすく流れを解説してくれています。西洋美術の「革命の歴史」に対して、日本美術は「継承の歴史」とのことです。

タラ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    国宝中心に解説  読み易くわかりやすいです。 ビジネス書的下心丸見え的題名ではありますがw  古の絵巻が今のアニメに通じる。 鳥獣戯画も松林図もTシャツ持ってる私。

  • trazom

    秋元先生が日本美術?と意外だったので手にしたが、この本はいただけない。皮相的な情報や知識が羅列されているだけで、決して「鑑賞」には到達しない。それも、例えば浦上玉堂を説明するのに、なぜ、川端康成やタウトやドラッガーの言葉なんかを引用しなければいけないのか。そんな著名人の言葉に惑わされることなく、作品の本質を掘り下げ、心の豊かさにつなげることこそが鑑賞というものだろう。そもそも、タイトルにあるような「一目置かれる知的教養」などという不純な動機で芸術に向き合うことは、芸術に対する冒涜以外の何ものでもない。

  • しーふぉ

    作者は直島のプロジェクトに携わったり、金沢21世紀美術館に勤めたりしていた人のようです。自分は美術に興味持ったのは印象派やゴッホ、マティスからですが、最近は日本の美術作品、若冲や円山応挙、竹内栖鳳や村山槐多などなどに面白味を感じるようになってきてます。源氏物語絵巻の視点など自分では気づけないポイントを解説してくれていて為になりました。

  • Taka

    あ、前も読んでた。余程一目置かれたいらしい。日本美術を表すとしたら。。@真似から独自のものにつくるA自然、ソフト B衣装的、漫画含む かな?まだうまく説明できない。幻想的、ファンタジー。そうか。そう言えばいいのか。日本美術に惹かれる気持ち。やはり懐かしさを感じるからだろう。仏像であっても文人画、版画であっても、日本的を感じられる。その日本的、は日本に住む上で培ってきたとしか今はわからない。西洋画の美しさ荘厳さには目を見張る。松林図の余白に霧を感じて心が潤むこの気持ちはきっと日本の山と霧を知っているから。

  • 37

    一目置かれるかはさておき、日本美術を年代別にざっと把握できたのでなかなか良かった。時代ごとに有名なもの特色が際立っているものが3点くらいずつ紹介されている。序盤の西洋絵画と比べての云々は個人的にそうか?と思ってしまったが、総じて勉強にはいい本でした。狩野派(永納)が自らを権威的にすべく雪舟を神格化し後に画聖と呼ばれるようになったという話が初耳。日本美術は心象を描く美術で、だからこそ鑑賞者が埋めるべく余白を作っているし、だからこその非写実性である。という結論は的を得ているような気がする。

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