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江戸の遊び絵新版

福田繁雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784487808229
ISBN 10 : 4487808227
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸時代は庶民文化の時代である。鎖国と封建制という圧迫された社会状況のもとで三百年近く続いた平和な時代。その中で、庶民のエネルギーはさまざまな形で噴出し、浮世絵をはじめとする世界でも特異な文化が花開いた。本書は、そうした庶民文化の精髄ともいえる浮世絵の中から、とくに「遊び」の精神にあふれ、造形表現のユニークなものだけを選びぬき集大成。

目次 : 第1章 平面の遊び(絵文字/ 寄せ絵 ほか)/ 第2章 立体の遊び(鞘絵/ 畳み変わり絵 ほか)/ 第3章 線の遊び(文字絵/ 釘絵 ほか)/ 第4章 言葉の遊び(金の成る木/ 判じ絵 ほか)/ 特集(奇妙図彙/ 小紋雅話 ほか)

【著者紹介】
福田繁雄 : グラフィックデザイナー。1932年、東京生まれ。ポスター、版画、立体など幅広い分野で活躍。東京芸術大学美術学部図案科卒業後、日本万博公式ポスターを制作。芸術選奨文部大臣新人賞、通産大臣デザイン功労賞、ユネスコ国際ポスター展グランプリ・サビニャック賞など受賞多数。1997年、紫綬褒章。日本グラフィックデザイナー協会会長、英国王立芸術協会日本会員、東京芸術大学大学美術館評議員、金沢美術工芸大学、大阪芸術大学、日本大学客員教授などを歴任。二〇〇九年、逝去

稲垣進一 : 浮世絵研究家。1961年、日本大学芸術学部美術学科卒業。グラフィックデザイナーとして印刷会社・広告代理店勤務の傍ら、幕末明治の浮世絵を収集・研究。馬頭町広重美術館(現那珂川町馬頭広重美術館)館長や東京工芸大学芸術学部講師などを歴任。現在、日本大学芸術学部大学院講師、国際浮世絵学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    ここに掲載された数々の絵は、江戸に生きた人たちの精神の自由度を如実に示している。すなわち「夜明け前史観」※からは遥かに遠い江戸だ。実に様々なタイプの遊び絵がある。「上下絵」(表紙の絵がこれ。さかさにすると、違った顔が現れる)、「絵文字」、「寄せ絵」(人の顔が何人もの人の身体が組み合わさっている、アルティンボルトばりの絵)「鞘絵」(歪んだ絵が、円筒状の鏡に映すと正常になるホルバインのトロンプルイユのような絵)など、かなり多岐にわたる。第一人者を挙げれば国芳か。次いでは芳藤だろう。

  • あっぱれ

    国芳はじめ、様々な絵師たちがアイデアを凝らした「上下絵」(天地逆さまにしても見られる絵)や鞘絵(歪んだ絵を刀の鞘に映すと普通に見える絵)などを収録。絵を描く技術のみならず、教養や見識、遊び心を持っていた事がうかがえる。また、それを見て遊んだ江戸の庶民もまた、驚くべき教養を持ち合わせていた。という訳で、遊ぶ事は大切です(オイ)。

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