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完本大江戸料理帖

福田浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106021404
ISBN 10 : 4106021404
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これぞ日本のスローフード。史実に、落語に、川柳に、そして物語に語り継がれた花のお江戸の食文化を、江戸っ子料理人が再現する。見て美しく、読んで驚き、作って楽しく、食べて美味しい全40品、詳細レシピ付き。

【著者紹介】
福田浩 : 1935年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「三到」にて修業後、家業を継ぎ、現在、大塚「なべ家」主人。長谷川青峰、川上行藏両氏の指導を受け、料理古書の世界へ誘われる。食生活史懇話会同人、食生活史研究会同人、蕎話会主宰

松藤庄平 : 1937年生まれ。法政大学経済学部卒。59年新潮社入社、「週刊新潮」写真部を経て「芸術新潮」の写真を担当。90年に個展「熊野」(新宮市)、92、93、94年の「風の会」展に出品。現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    著者(兼料理人)の福田浩氏は家業の日本料理店を継承する傍ら、料理古書に親しむ。一方の松藤庄平氏は『芸術新潮』の写真を担当する。なかなかに眼福な一書。やはり料理、ことに日本料理は目でも味わうもの。しかも季節感との一体感もひとしお。巻頭は豪華な花見重。そして長命寺の桜餅。江戸っ子が愛好してやまない初鰹の刺身。当時は芥子で食していたらしい。以下のお料理のいずれもが『料理早指南』や『嬉遊笑覧』など江戸期の文献によったもの。江戸の料理書への興味も掻き立てられる。

  • バニラ風味

    初物や粋にこだわる、江戸庶民の食べた料理が紹介されています。春夏秋冬に分け、また、もどき料理や菓子などのおおまかなレシピも掲載。イラストや写真も沢山あり、食べたくなっちゃいます。私のお気に入りは、春はちょっとお酒が入っただけのシンプルな蛤鍋。夏は凝り(煮こごり)、透き通った朱赤の西瓜糖! 秋は焼き柿、冬は煮やっこ。鮑そっくりの松茸料理、はじき葡萄も、とても興味深し。江戸にワープして食べてみたい!

  • 図書館本。江戸時代の料理本のレシピを再現した本。現代風に多少のアレンジはあり。料理人さんが自分のお店で出してるものも多くて、庶民の料理も料亭料理に格上げされちゃってる感じも。シンプルな煮やっこや卵ふわふわ(ネーミングも可愛い!)あと、作るのは大変そうだけど筍羹が美味しそうだった。そういえば確かに、なまり節って見なくなったなぁと気付かされた。

  • ハルト

    江戸のいろいろな料理本から選んだ春夏秋冬の料理+菓子を再現。料理の写真がどれもおいしそうで困ってしまう。シンプルに素材の味を生かしつつ、四季の味を楽しむ感性がすてきだなとしみじみ。当時と今の違いを楽しみながら作ってみるのも一興。手軽でうまそうな玉子と豆腐の料理を作ってみたいなあ。玉子ふわふわがおいしそう…!春:蛤鍋、夏:夏の凝り、秋:華豆腐、冬:軍鶏鍋、菓子:はじき葡萄をいつか食べてみたい。

  • sawa

    ★★★★☆ 江戸時代の料理本から選んだ春夏秋冬の料理とお菓子。もちろんお金持ってる人達だけだろうけど、こんないい物食べてたのか!とびっくりするものも。全部おいしそうと思えるような料理ではないけれど、見てる分にはとても興味深い。分量とか調理時間とか細かく書いてない所が、逆に工夫の余地があっていいのかも。旬の物をきちんと食べたくなる。(図)

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