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ISBN 10 : 4569853315
Content Description
近年のテロリズムの特徴は、一般市民を狙った無差別テロであった。しかし2022年7月、安倍晋三元首相が街頭演説中に暗殺される事件が発生。大統領や首相など国家の要人であれば厳重な警備が敷かれる一方、同じく特定の要人である元首相に対して比較的、容易にテロが成功してしまった。安倍晋三銃撃事件は、最も古いタイプのテロリズムである「要人暗殺テロ」に分類できる。民主主義国家におけるテロの発生をいかに防ぐべきか。危機管理学、リスクコミュニケーションの専門家がテロリズムの分析から政治と暴力の関係に迫り、問題の本質と教訓を解き明かす。
目次 : 第1章 政治と暴力の関係/ 第2章 安倍晋三元首相銃撃事件/ 第3章 テロリズムとは何か?/ 第4章 日本とテロリズムの深い関わり/ 第5章 テロリズムを分析する軸/ 第6章 現代的テロリズムの特徴と変容―無差別テロへ/ 第7章 アメリカのテロ対策から学ぶ4つの機能/ 第8章 日本のテロ対策と要人警護はどうあるべきか
【著者紹介】
福田充 : 日本大学危機管理学部教授、同大学院新聞学研究科教授。昭和44(1969)年、兵庫県西宮市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。専門は危機管理学、リスク・コミュニケーション、テロ対策、インテリジェンス、災害対策など。内閣官房等で防災、テロ対策、国民保護、新型インフルエンザ等に関する委員を歴任。元コロンビア大学戦争と平和研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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