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がん崩壊

福田一典

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801307445
ISBN 10 : 4801307442
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フェロトーシスは、細胞内で鉄介在性に活性酸素やフリーラジカルが発生し、細胞膜の脂質の過酸化が生じて、細胞膜が破綻して起こる細胞死を指します。がん細胞は細胞内に鉄を多く取り込んでいます。この細胞内の鉄を利用して、活性酸素を産生して細胞に酸化傷害を引き起こすことで、がん細胞を死滅させることができます。鉄の含有量が少ない正常細胞は傷害を受けることなく、がん細胞だけを選択的に死滅させることができるのです。すでに使用できる安価な医薬品やサプリメントなどを組み合わせることで、がん細胞に選択的にフェロトーシスを誘導することができます。そうした、すぐに実践できるフェロトーシス誘導療法を紹介しています。

目次 : 第1章 活性酸素を増やすとがん細胞は死滅する/ 第2章 アルテスネイトは鉄介在性細胞死を誘導する/ 第3章5‐アミノレブリン酸と鉄剤はフェロトーシスを増強する/ 第4章 5‐アミノレブリン酸は解糖系を阻害する/ 第5章 2‐デオキシ‐D‐グルコースは抗酸化力を低下させる/ 第6章 糖尿病治療薬メトホルミンはがん細胞の酸化ストレスを高める/ 第7章 ジクロロ酢酸ナトリウムはミトコンドリアの酸素呼吸を亢進する/ 第8章 ドコサヘキサエン酸はがん細胞の過酸化脂質を増やす/ 第9章 ザクロ種子油のプニカ酸はフェロトーシスを促進する/ 第10章 高濃度ビタミンC点滴はがん細胞内で活性酸素を増やす/ 第11章 断酒薬ジスルフィラムは酸化ストレスを高める/ 第12章 ミトコンドリア・リボソームの阻害は酸化ストレスを高める/ 第13章 スルファサラジンは細胞内グルタチオンの量を減らす/ 第14章 ケトン食はがん細胞の酸化ストレスを亢進させる/ 第15章 がん細胞のフエロトーシス誘導療法のまとめ

【著者紹介】
福田一典 : 1953年福岡県生まれ。1978年熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部(外科)、久留米大学医学部(病理学)、北海道大学医学部(生化学)、米国バーモント(Vermont)大学医学部(生化学)にてがんの臨床や基礎研究を行う。1992年から株式会社ツムラ中央研究所にて漢方薬理の研究、1995年から国立がんセンター研究所にてがん予防の研究を行う。1998年から岐阜大学医学部東洋医学講座にて、東洋医学の臨床および研究や教育に従事。2002年5月に銀座東京クリニックを開設し、がんの漢方治療と補完・代替医療を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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