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忌談 4 角川ホラー文庫

福澤徹三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041023297
ISBN 10 : 4041023297
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

火葬の瞬間きこえた音は…(「蘇生」)。夜な夜な隣から聞こえてくる寂しい歌(「赤い靴」)。姿を見せないストーカーが部屋に置いていったものとは?(「ビー玉」)。読後感最悪、世にもおぞましい30話。

[著者紹介]
1962年福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞受賞。その他の著書に『オトシモノ』、「アンデッド」シリーズ、『怪談熱』(以上角川ホラー文庫)、『真夜中の金魚』(角川文庫)など多数。

【著者紹介】
福沢徹三 : 1962年福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。著書に第10回大藪春彦賞受賞作『すじぼり』(角川文庫)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    福澤徹三さんの忌わしい話の4冊目では、特に交通事故の怖さと某国の食の危険性について書かれた文章を読んで「自分だけは大丈夫」という思い込みを反省させられ「明日は我が身、気をつけなくちゃ」と身が引き締まる思いになりましたね。著者の怪談には迫真のリアリティーがあって全くの絵空事と思えない部分が読んでいて凄いなと感心させられますね。『再生』イケメンを武器にバーで順調に稼いでいたHさんが原因不明の奇病に顔面を冒され仕事を追われて自棄になり振り込み詐欺に身を落とすが電話相手の女性からの忠告によって目が覚め立ち直る話。

  • HANA

    実話怪談集。正直実話怪談の中でも一二を争うくらい「嫌」だったんだけど、何だろうこのもやもやした感じ。他の実話怪談の幽霊譚や奇妙な話と比べて、事故や病気、あの国の食品の話は遥かに怖いんだけど。それでも幽霊とかの話には日常と断絶した浪漫みたいなものがあるが、こういう話は生臭い日常の延長線上にあるからかなあ。怪談の怖さとは方向性が違うような気もするけど。それでもそれ以外の話には「末期の音」「彼岸の足音」みたいに、怪異かどうかわからないかそけさが何となく好み。多少潔癖症の身としては「痒い本」が何より嫌だったけど。

  • 鬼灯の金魚草

    ああやだ、トランス脂肪酸は本当にやだ。最近パンも買えない。中国産の怖い事ってば!割り箸も怖いけど人糞から作られる油や髪の毛から作られる醤油がある事がやだ。今回も後味最悪だけど、読んじゃう。

  • りくう

    怪異がなぜ起きたのか、そんなことは最後まで書いてません。シリーズ通して変わらず、読後感が悪い(誉めてます)!読書家の方には『痒い本』が一番ゾッとする話かもしれません。しばらく古本屋は行きたくないです。

  • みくろ

    久々のホラーだったせいもあるのか、シリーズの中では一番怖かったんじゃないかと感じる。幽霊などの怪奇現象というよりは、病であったり誰にでも起こり得そうな話が多く、より身近で恐怖を感じやすかった。個人的には「赤い靴」「末期の音」「彼岸の足音」が印象的。生理的に気持ちが悪かったのは「よだれ肉と注水牛肉」「痒い本」だが、「卵と紙ひこうき」のような、なぜそんな物があるのか説明できない事もなかなか怖いと思う。全編通して薄気味悪い雰囲気が漂っていて怪談本としては十分満足させられた。ここにきて良作になるのは嬉しい。

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