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ISBN 10 : 4861104890
Content Description
近代化と都市化の進む北タイ、チェンマイでは、伝統的な民間宗教である霊媒術が変容している。人々はなぜ霊媒のもとへ通うのか。霊媒たちは、毎日のように集まり、儀礼を行うことによって、社会にいかに働きかけているのか。色とりどりの衣装、伝統楽器のオーケストラによる音楽、突如始まり切り替わる儀礼のシークエンス。15年をかけた詳細なフィールドワークにより、現代社会における宗教復興の諸相を明らかにする。
目次 : 序章 タイの宗教と社会変動/ 第1章 チェンマイ、精霊信仰、霊媒術/ 第2章 霊媒術のセアンス―民間宗教の適応力/ 第3章 霊媒集団とその儀礼(1)―「インドラ神の柱」崇拝と年中行事儀礼/ 第4章 霊媒集団とその儀礼(2)―霊媒集団儀礼/ 第5章 母系祖霊崇拝儀礼「ピー・メン」と霊媒集団儀礼―二種類の集団憑依儀礼/ 第6章 「三人の王」崇拝儀礼―新たな集団儀礼の創造とフォーマルな霊媒集団の希求/ 終章 宗教実践の創造性とエイジェンシー
【著者紹介】
福浦一男 : 1967年生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。専攻は比較社会学・文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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