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書物というウイルス 21世紀思想の前線 Realsound Collection

福嶋亮大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909852359
ISBN 10 : 4909852352
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    やや大げさなタイトルが付いているが、書評集。コロナの総括として、著者は「われわれは自分たちの社会をうまく統御できていない」という。最終的に大文字の政治がその役割を果たすとしても、その前提に我々の中には政治を駆動させるための思想が必要だ。マルクス・ガブリエルやスティーブン・ピンカーといった人文系から、村上春樹やカズオ・イシグロの小説など、知的な動向を多少気にする人なら知っている、本を読む機会の多い読者なら既読かも知れないベストセラーが多い。それらが横断的に言及されている箇所に出会うので、案外と著者のファンで

  • hasegawa noboru

    21世紀の思想の現在地=「前線」を<形作る書物の集合から、いわば思想の気象を浮かび上がらせる>のだと著者自らが冒頭でこの本の狙いを語る。<結局のところ、世界は良くなっているのか、悪くなっているのか?>(実証主義は必要だが十分ではないーースティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』評 より)現実につきすぎず離れすぎず、思考する真摯な問いが背後に感じられるからなのか、恥ずかしながらそのほとんどを読んでない本の書評なのに、なぜだか面白い。<人間の心が書物を必要とするのは、動揺の少ない広々とした思考の空間を得たいから

  • readerr

    著者の言うところの「前線」にまさに居ると実感した。とらえどころのない空気、しかし確実に何かがせめぎあっている時代の雰囲気を「前線」と表現することに納得した。佐藤友哉を知り、読んでみたいが、かなり衝撃うけそうで怖い。書物というウイルスに感染すれば、読むことが癒しになるというわけにはいかない。

  • ishida

    いまの社会を背景にした書評。気取った言い回しが鼻につくところもあったが納得する部分も。

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