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真理の工場 科学技術の社会的研究

福島真人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130302098
ISBN 10 : 4130302094
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

研究組織の戦略選択、技術革新との関係、国家的な政策とラボ運営、巨大プロジェクトに向けられる期待の動き、そして組織事故やリスク管理…。質的な民族誌的研究、歴史的な分析、さらに政策過程、組織理論、学習理論等の方法を横断し、科学という深く社会的(あるいは文化的)な営為の総体を観察する。

目次 : 1 研究実践のミクロ分析(リサーチ・パス分析―研究実践のミクロ戦略について/ 組織としてのラボラトリー―意味と調整のダイナミズム/ 知識移転の神話と現実―技能のインターラクティブ・モデル)/ 2 研究実践のマクロ分析(研究過程のレジリエンス―逆境と復元する力/ ラボと政策の間―研究、共同体、行政の相互構成/ 巨大プロジェクトの盛衰―タンパク3000計画の歴史分析/ 知識インフラと価値振動―データベースにおけるモノと情報)/ 3 リスク、組織、研究体制(科学の防御システム―組織論的「指標」としての捏造問題/ 因果のネットワーク―複雑なシステムにおける原因認識の諸問題/ 身体、テクノロジー、エンハンスメント―ブレードランナーと記憶装置/ 日常的実験と「実験」の間―制約の諸条件を観る:リスクを飼い馴らす―危機管理としての救急医療)

【著者紹介】
福島真人編 : 東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院社会科学系博士課程修了、博士(学術)。東京大学東洋文化研究所助手、国際大学助教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buuupuuu

    研究実践の様々な局面に応じて、ラボや学会などの組織のされ方は多様である。著者は実際に見聞きした日本の事例を引き合いに出しながら、全体の研究計画と各個人の研究実践との間の調整や、異なる背景を持つ研究者間のコミュニケーション、研究インフラの整備等々といった事柄について論じている。研究実践のあり方は、歴史的に形成された環境や技術革新からも影響を受ける。行き詰まっていた日本の天然物化学がケミカルバイオロジーへと移行していく様子や、タンパク3000という巨大プロジェクトが二転三転していく様子などはそれ自体興味深い。

  • やす

    現代(生命)科学がどのようにして研究を進めているか、システムのどこが問題なのかについて丁寧に論じている

  • 比丘尼坂

    データ捏造等の不祥事の発生メカニズムと対策の分析を期待していたが、期待外れだった。 浅い研究だと思った。

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