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リバタリアニズムを問い直す 右派 / 左派対立の先へ

福原明雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779511561
ISBN 10 : 4779511569
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

自由主義経済の擁護か平等主義的な再分配政策か。右派左派に引き裂かれたリバタリアニズムの議論状況を整理し、擁護されるべき「自由」とは何かを根底から問い直す。

目次 : はじめに―リバタリアニズムの状況から/ 第1章 リバタリアニズムの自画像を描き直す―国家規模論から分配原理論へ/ 第2章 リバタリアニズムと正当化根拠/ 第3章 自己所有権と「リバタリアニズムの人間観」/ 第4章 自己所有権と自由―干渉の欠如から、自己所有権に形態を規定された自由へ/ 第5章 リバタリアニズムと分配原理―「中道リバタリアニズム」への道案内

【著者紹介】
福原明雄 : 1985年愛知県生まれ。2009年首都大学東京都市教養学部法学系卒。2015年首都大学東京大学院社会科学研究科法学政治学専攻博士後期課程修了。博士(法学)。2017年4月より津田塾大学総合政策学部非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • すずき

    内部に多様な主張を含むリバタリアニズム(以下L)を自己所有権という核に注目しながら整理した後、カント的原理を軸とした自然権的L、かつ充分主義的原理をLの正当化根拠内部から基礎づけた中道Lを擁護。正当化根拠に注目しながら理論内在的に導ける政治構想を探る姿勢は良い。ただ他説の批判はなかなか鋭い一方で肝心のカント的原理の擁護は根拠が直観に寄り過ぎだし、全体的にLを擁護する「なら」この根拠という書き方になっていて、L以外の原理との対抗になっていない感じはする(ex帰結主義的Lは斥けても帰結主義は斥けられていない)

  • Votoms

    是非はどうあれ、面白い一冊だと思う。昨今のリバタリアニズムに関するテンプレートな議論に食傷気味だった私には、結構新鮮味のある議論だった。基礎付が甘く見えるが、今後の議論の深化に期待したい。

  • kuro_23

    これまでのリバタリアニズムにおける議論を踏まえて、中道リバタリアニズムを提唱する著者の博士論文の書籍化。こういう議論を自分の専門分野でやりたいなあというのが長年の願望なんだけど、忙しさにかまけてできてない。ちょっとやる気をもらえた本。

  • inu

    類書とは異なる観点からリバタリアニズムを論じており面白かった。しかし、既存の諸説の批判はキレキレながら、自説を論証する段には批判ほどのキレはなく消化不良感があった。

  • 水海 瞬

    自分が感覚的に使用してた”リバタリアニズム”という考え方を深く掘り下げている。

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