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教養としての「フランス史」の読み方(仮)

福井憲彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569843698
ISBN 10 : 4569843697
Format
Books
Release Date
September/2019
Japan

Content Description

今、学ぶべき教養!フランス革命、国民国家、ナショナリズム、世界大戦、移民問題、EUの未来…歴史の中に現代を読み解く鍵がある!西洋近現代史研究の第一人者による現代人必読の書。

目次 : 1 「フランス」の始まり―ケルト人の定住からカペー朝の奇跡へ/ 2 打ち続く試練から王権の強化へ―王位継承戦争と宗教対立による危機の時代/ 3 絶対王政とヨーロッパ世界の拡大―権力の集中はどのようにして行われたのか/ 4 フランス革命とナポレオン―なぜ革命は起き、そして皇帝が生まれたのか/ 5 王政・共和政・帝政、揺れるフランス―十九世紀のヨーロッパと覇権争いの中で/ 6 なぜ、世界大戦は起こったのか―戦争の時代からEUの時代へ

【著者紹介】
福井憲彦 : 学習院大学名誉教授。公益財団法人日仏会館理事長。獨協大学外国語学部特任教授。1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は、フランスを中心とした西洋近現代史。学習院大学教授、学習院大学学長を経て、現職。2019年、フランスより国家功労勲章シュヴァリエに叙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    今までの自分のフランス史の理解が如何に浅薄であったかを思い知らされる。フランスの政治と宗教が、ピピンの寄進、ボローニャ政教協約、ナントの勅令、ナポレオンのコンコルダートなどの紆余曲折を経て、今日のライシテに到ったことを納得する。ナポレオン三世の業績を「開発独裁」だとする見解も面白い。そして何より「フランス革命とは、民衆が自由を求めて王政打倒を図ったのではなく、むしろ、安定した生活を保障してくれる立憲王政を目指して動いたもの」ということすらわかってなかった自分が恥ずかしくなる。充実した満腹感が残るいい本だ。

  • Book & Travel

    先日『赤と黒』を読んで、フランス史の本を読みたくなり手に取った一冊。この手のタイトルの本は出回り過ぎていてどうかとも思ったが、ケルト民族から第五共和政までの二千年の歴史の流れを、西洋史全体を絡め分かりやすく纏めた良い本だった。その中でもフランス革命〜ナポレオン〜第二帝政辺りは特に劇的で読み応えがある。ロマン派、ベルエポックとパリが芸術の都になった流れ、ナチスドイツからのパリ解放など興味ある所も抑えられ、昔勉強した世界史を振り返る事ができた。改めて戦いと議論を繰り返し近代を切り開いてきた国なのだなと感じた。

  • ルチル

    私の🇫🇷像と概ね一致していて安心。どうしていつもあんなに徹底抗戦なのかとか…。🇬🇧のEU離脱の際、🇫🇷人は「だから、ドゴールの言うことをきいておけばよかったのに」と言っていたそうだが、ドゴールは死ぬまで🇬🇧のEEC参加を認めなかったらしい。🇫🇷が、あれだけ戦争を繰り返した🇩🇪よりも🇬🇧のほうが信用できなかった、というのもわかる気がする。🇬🇧は自分たちをヨーロッパだと思ってないし(日本人がアジアを意識してないのと似てる)。🇬🇧との違いも含め、🇫🇷を少し見直した本だった

  • ピオリーヌ

    ガリアの言語は二種類に大別され、北部のオイル語、南部のオック語がある。クローヴィス以後中心言語はオイル語だが、オック語も受け継がれていき、20世紀初めまではオック語を日常的に用いる人々もいたという。新鮮な知識は心地よい。近代国家は「属地原理」に基づく世界であるが、中世ヨーロッパは人が土地でなく人に属す「属人原理」に基づく世界であり、主従関係も「属人原理」に基づく。フランスがイギリスとの植民地争いに勝てなかった理由は、十分に軍隊を動かす前提となる国力、経済力、金融財政システムの差。

  • futabakouji2

    フランスについて知っているようで知らなかったので読んだ。いや〜わかりやすいので何度も読みたい本でした。他のフランス史のの本と併読したい。

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