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八重葎 別本八重葎 中世王朝物語全集 13

神野藤昭夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305400932
ISBN 10 : 4305400936
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

嵐山からの紅葉狩の帰り、中納言は、琴の音に誘われ、女君と出会い、親しむようになる。しかし、母君の重篤がもとで通いのとだえる間に、女君を俟っていた運命はどのようなものだったか。その巧みな展開を、典雅な文体で味わい深くものがたる。現存五本の翻刻一覧をも付し、伝本・表記の歴史のドラマを明らかにして、物語研究に新たな地平を開く(『八重葎』)。「八重葎」とは同名だが内容を異にする作品。須磨明石の流謫から帰京した光源氏をめぐるもうひとつの隠された物語。蓬、葎の生い茂る女君の邸を訪れたのは、待ちかねた源氏の君と思いきや、はたしてその顛末は。『源氏物語』「蓬生」巻前後の年立に矛盾なく嵌まり込むように、巧みに語られた世界。現存する唯一の本の伝来解明とともに、このような物語が創出される現場に迫る解題を付す(『別本八重葎』)。

目次 : 八重葎/ 別本八重葎

【著者紹介】
神野藤昭夫 : 1943年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。博士(文学)。跡見学園女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1131you

    解説には写本や表記の研究についての概要(素人には十分深い)が記載されていたり、怯むほどマニアック。八重葎の方は五つ残る伝本の表記の違いを並べて比べれるようになっており学生向けのテキストか何かかと。歌の引用元の解説もなかなかねちっこい。この全集を読むのは3冊目だが他二冊に比べると解説の充実度が異様に異質。文法的なことは専門的過ぎて流し読みしたが、内容の解説は面白い。源氏物語をはじめ王朝文学の影響をじっくり解説してある。別本八重葎ってただの蓬生のBADENDルートじゃって感想も丁寧に砕いてくれた

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