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小説と映画の世紀

神野昭正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784624610449
ISBN 10 : 462461044X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小説と映画をつうじて20世紀という時代が後世のために綴った遺言。20世紀の名作+名画を批評的に解体・復元する快著。

目次 : 美神の魔に憑かれて―トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』/ 知られざる裁き手を求めて―フランツ・カフカ『審判』/ 革命に敗れたひとびと―ボリス・パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』/ 東は東、西は西―E.M.フォースター『インドへの道』/ 空虚と狂躁の果てに―ピエール・ドリュ・ラ・ロシェル『ゆらめく炎』/ 共和主義のために―アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』/ メコン河を遠く離れて―マルグリット・デュラス『愛人』/ 不条理との遭遇―アルベール・カミュ『異邦人』/ 平和の功罪―グレアム・グリーン『第三の男』/ 国家管理と暴力の行方―アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』/ 国家管理と暴力の行方―アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』/ 永劫回帰と非回帰―ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』/ 時代を映す薔薇―ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』

【著者紹介】
菅野昭正 : 1930年、横浜市生まれ。東京大学名誉教授。フランス文学専攻、文芸評論家、日本芸術院会員。世田谷文学館名誉館長。著書に『詩学創造』(平凡社ライブラリー、1984年、芸術選奨文部大臣賞)、『ステファヌ・マラルメ』(中央公論社、1985年、読売文学賞)、『永井荷風巡歴』(岩波現代文庫、1996年、やまなし文学賞)など多数。訳書にジョナサン・リデル『慈しみの女神たち』(集英社、2011年、共訳、日本翻訳出版文化賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hiro

    有名小説とその映画化作品を紹介した、楽しいエッセイ集かと思ったら、実際は非常に深くて精緻な考察が延々と続く、ずっしりと濃い重量級の本だった。出て来る小説も映画も既知のものは少なく、文章も一応懇切丁寧ではあるもののついて行くにはかなりの根気と集中力を要した。だから曲がりなりにも通読できただけでも達成感がある。途中で投げ出さなかったのは、本書が私のこれから読む未知の小説の的確な紹介になっていたこと、また著者の実体験を踏まえた洞察や感慨が戦後から現在までの世界思潮の格好の概観を与えてくれたからだ。充実した読書。

  • をとめ

    電子

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