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ISBN 10 : 4569575560
Content Description
西欧諸国が二百年を費やした近代資本主義社会の構築を、わずか百年たらずでなしとげた日本。その原動力となった職業倫理は、源流をたどれば徳川時代初期の一人の禅僧に行き着く―「何の事業も、みな仏行なり」と説き、一貫して民衆とともに歩んだ思想家・鈴木正三。本書は、その生涯と思想の全体像にせまりつつ、正三の貴重な精神的遺産である“勤勉の精神”の継承を志した力作評論である。
目次 : 第1部 鈴木正三評価の視点(鈴木正三という人/ 鈴木正三はマルチタレント)/ 第2部 鈴木正三の生涯とその思想―歴史的大転換期に生きた男(多感な幼少年時代(三河武士の鈴木一党)/ 悩み多き青年のとき(関ケ原、大坂冬・夏の陣に出陣)/ 正三、出家する(遍歴と修練の十二年間)/ 弁道と教化の実践(修道三部作の完成)/ 江戸における教化と大団円(正三は死ぬとなり))/ 第3部 正三の著作とその思想の継承・展開(生涯をかけた仕事/ 正三が書いた七部のテキストと拾遺集/ なぜ今、鈴木正三か)
【著者紹介】
神谷満雄 : 1925年(大正14)愛知県出身。’50年東京大学法学部卒業、東海銀行に入社。’80年東海銀行取締役調査部長を退任、調査部顧問、中部大学教授を経て、’90年拓殖大学商学部教授(国際金融論、日本文化論担当)。’95年同大学客員教授。経済学博士。役職として現在、岡崎市市政顧問、環境創造研究センター理事、豊田市鈴木正三顕彰会相談役、鈴木正三研究会会長等。’80年大内兵衛博士記念大内賞受賞。’95年豊田文化賞受賞。’99年愛知県芸術文化選奨文化賞(団体)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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