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村松剛 保守派の昭和精神史

神谷光信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588460203
ISBN 10 : 458846020X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東西冷戦期、「保守」の立場から活動したフランス文学者・文芸評論家、村松剛(1929‐94)。その生涯を浩瀚な文献から丹念に辿り、人的交流の網目に布置し時代精神とともに犀利に描き出す、初の本格評伝。

目次 : 聖別リストにない名前/ 占領下の青春/ 小林秀雄/ 銃後の世代/ ポール・ヴァレリー/ メタフィジック批評とシュルレアリスム研究会/ ソヴィエト連邦への疑心―ハンガリー事件/ 同人誌『批評』と六〇年安保闘争/ アイヒマン裁判の傍聴/ 抵抗者への共感―アルジェリア戦争〔ほか〕

【著者紹介】
神谷光信 : 1960年横浜市生まれ。関東学院大学キリスト教と文化研究所客員研究員。昭和文学会会員。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    左派が支配する戦後日本の論壇で、村松剛もその一人として出発した。しかしハンガリー事件でソ連に失望し、アイヒマン裁判傍聴を通じてイスラエルのシンパとなり、アルジェリア独立運動に関係して理想主義と現実政治の落差に幻滅することで立場を転換するプロセスが見えてくる。滞米体験や三島由紀夫との交友もあり、冷戦下に日本人はいかに生きるべきかを考えるモラリストへ変貌したのだ。それは村松だけでなく、主流派へ異議を唱えた保守系知識人に共通していた。イデオロギー第一の時代を知らぬ現代人は、当時が同じ日本とは信じられないだろう。

  • 小谷野敦

    村松剛の初の伝記。手紙や日記などは利用されておらず、遺族にも取材していないので、私的な細かいことは分からないが、イスラエルに対して、反共ということで村松が甘かったなど、対象を突き放した筆致は良かった。

  • れいまん

    副題は保守派の昭和精神史となっている 村松剛という保守主義者を知らなかったので手に取ったもの 今は片山杜秀氏が詳しいようだ 戦前から、東大も左翼の牙城になっている状態から保守主義の変遷を知りたくて。 あまり良くわからなかった

  • lockwhite

    これは著者が他の本で書いていたことである。三島由紀夫氏が川端康成氏に自分の会のお祝いの言葉をお願いしたら断られたということを生前よく両親に言っていた。それはなぜか?著者なある政治家は三島氏は川端氏にある大変なことを譲ったと記した。であるのにである。これ以上は言いませんが三島氏はそのことを心に秘めていたのではないのでしょうか

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