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甲州怪談 (仮)竹書房怪談文庫

神沼三平太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801936683
ISBN 10 : 4801936687
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

甲斐国は怪ノ国。武田信玄のお膝元、美しき山々に囲まれたフルーツ王国山梨県のご当地怪談集。白装束の亡者=七人ミサキに襲われる都留市の佐伯橋、県東部のリニアの工事現場で起きる怪事件と山に棲む猿に似た異形、昇仙峡で聞こえる不気味な呻き声、自殺志願者が樹海で迷い込む幻の病院、忍野八海に現れる謎の怪婦人、武将団の魂が宿る最強スポット飯富八幡神社、花魁淵を通る車のトランクに溜まる黒い水、清里高原のペンション入口に立つ祟り地蔵、身延山久遠寺の枝垂桜の下で袖を引く童の霊、夜叉神峠で連鎖する家族の死、異界の廃村に通じる道が出現する農園ほか、全32話収録!

目次 : 第1章 山中湖周辺の話/ 第2章 樹海近辺の話/ 第3章 甲府盆地周辺の話/ 第4章 身延山と西側の山々/ 第5章 清里付近の話/ 第6章 北部の山々での話/ 第7章 東部の話

【著者紹介】
神沼三平太 : 神奈川県茅ヶ崎市出身。O型。髭坊主眼鏡の巨漢。大学や専門学校で非常勤講師として教鞭をとる一方、怪異体験を幅広く蒐集する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 眠る山猫屋

    甲州辺りを区分して、エリアごとの実話怪談という構成が有難い。土地勘が薄いので、頭に入りやすかった。花魁淵のような有名処ばかりではないのも、実話怪談ならでは。ただし神沼三平太さんの《ドロドロでグッチャグッチャで救いがなくて化け物が出てくる》怪談を期待してはいけない。あくまでも正当派な実話怪談だから。それでも後半にいくにしたがってヤバい話になっているけどね(苦笑) 《日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷編》参加。

  • 小夜風

    【所蔵】「ご当地怪談シリーズ」読友さんがこのシリーズの他の本を読んでらして「へえこんなシリーズがあるんだ。地元もあるかな」と検索して見つけた。有名どころの心霊スポットではなく普通の観光地だったり山の中の話だったりするのが実話系らしく、怪異の原因や意味が判らないままの話が多いのも怖くて面白かった。所々ん?とひっかかる箇所があったのだけど(その当時にメールなんてあったかな?その頃この高速はまだ開通してなかった筈?等…)、あんまり怖くなり過ぎないように故意に創作っぽさを滲ませたのかな?と思うくらいには怖かった。

  • 澤水月

    さすが甲州、フルーツ農園怪談だけでも数ある! 80〜90年代バンド関係連中でスタジオ合宿時(当時多かったのかな)に樹海や富士五湖周りの怪談聞いたの思い出し懐かしく。この本の怪談で割にカレカノ関係じゃない男女たちがドライブしているのもあの頃の雰囲気思い出した。それにしてもダム関係はマジ怖い…

  • qoop

    あとがきの、ご当地怪談に相応しい題材選びの規準は実にしっくり来る。こういう点が著者に信頼感を覚えるところだな、と。

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