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実話怪談 揺籃蒐 竹書房怪談文庫

神沼三平太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801934474
ISBN 10 : 4801934471
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼少期から青年期に遭遇した怪が一生を左右する、烙印のごとき忌み話。白装束の首なし女が、寝ている母の首を落としてすげ替える悪夢…「首斬りさん」、マンションの廊下に出没する黒い玉。ドアの前で止まると住人に不吉なことが…「黒いボール」、実に顔が浮かぶ柿の木。実をもがれると顔の人物が死ぬというのだが…「柿の木」、山のあやかしに憑かれた男児。祓い師の大伯母と祈祷小屋に籠った恐怖の4日間…「妖颪」、母の実家に伝わる謎の棒。家が絶えた元凶だというが…「お守り棒」、購入した二世帯住宅が建つ土地と嫁の血筋には怖ろしい因果が…「祟る土地」、北海道で起きた6年にわたる怪事件の一部始終を記録した長編「神居古潭」など全18話収録!

目次 : うわごと/ 吊り橋/ 黒いボール/ エガオノママデ/ 墓守/ 妖颪/ サワガニ/ 柿の木/ 今何時/ 来る人/ 待ってたよ/ お守り棒/ Hヶ峰/ 祟る土地/ 良くない音/ 踏んではいけない/ 首斬りさん/ 神居古潭

【著者紹介】
神沼三平太 : 神奈川県茅ヶ崎市出身。O型。大学や専門学校で非常勤講師として教鞭を取る一方で、怪異体験を幅広く蒐集する怪談おじさん(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 眠る山猫屋

    神沼さんにしては怖くない(エグくない、か?)。あり得るべき実話怪談のスタイルに回帰したというか。現実のすぐ隣にある、脈うつ怪異とでも云うべきか。ごく一部の小さなコミュニティの中でのみ伝えられている呪縛のようなもの。そんな伝承を持っている家族もあるのかも。そう云えば我が一族にもあったかな、怖くはないが。怖い方向に特化した法螺話で済むのならよいが。

  • あたびー

    「ある設計士の…」に言及されていたので。いやはや強烈な忌譚の連続で、夏バテの治らない体に堪えました。作者の言通り子供が被害に遭う話が多く、そこが辛かった。山で訳の分からないモノに目をつけられ、親類の霊能者に助けてもらう「妖颪」は壮絶。繰り返しやってきて首を切り落とし体を取り換えていく「首斬りさん」。禁忌を犯す事を前提にしている「踏んではいけない」。血縁者に累が受け継がれる話が多かったですかね。怖かった😱

  • ROOM 237

    Kindleアンリミにて今後追うか見極め中の怪談師神沼さん。行きは良い良い帰りは怖いよろしく、ラストに向かうにつれ怖さが増していることに気がついた時にはもう手遅れで一気読み。長期間同じ怪異に悩まされているのに飄々としてる人々が怖い。そして改めて心霊すぽっとに対するジレンマが辛い、突撃する若者がいるから安全なオフトンで読めるんだけど…バカヤロー行くなっつってんだろ(✧Д✧)カッ! ランボー怒りと恐怖の読書。マイベストは「首斬りさん」、怪談における身体の怖い部位が首と髪だから堪能できて良かった。

  • 澤水月

    沖縄怪談で知られる小原猛さんの幼少期、京都での怪談!漫画「ある設計士の忌録」の「先生」の話! 長めにじっくりと綴られる。著者は教鞭取る立場で今の学生からの話多くフレッシュ

  • 高宮朱雀

    作者曰く揺籃というタイトルに因んだ、幼い頃や若い頃に体験したものを主に収録してあるらしい。どれも背筋が薄ら寒くなるものばかりだ。 余談だが、ある時期から弟の周囲や弟自身にも良くない事が立て続けに起きるようになり、お祓いに行けと口酸っぱく言っている。祈祷して貰っても現状、それが改善される兆しはなく、僕は人の恨みを買って来たからねと、或いは御先祖様に関わる事が未だに続いているんじゃない?末代まで祟るじゃないけどさという話になった。目に見えるそれよりも寧ろ逆恨みではないかと感じ、胃に激痛が…。死ぬなよと返した。

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