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レゲエという実践 ラスタファーライの文化人類学 プリミエ・コレクション

神本秀爾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814000876
ISBN 10 : 4814000871
Format
Books
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

奴隷の子孫たちが、もともとは植民者のものであったキリスト教の聖書を参照しながら、自分たちの苦難に意味を与え、救済に繋げるために作り上げてきた思想・実践の総体であるラスタファーライ(ラスタ)。その音楽的顕れであるレゲエは、ラスタのメッセージを広める役割を果たしてきたが、一方で、俗世間を支配する悪魔的なものと見なされることもあった。ジャマイカと日本を舞台に、ポスト・レゲエともいうべきダンスホールまで視野に置きつつ、ラスタの生活世界を描き出す。

目次 : 第1部 ジャマイカというフロンティア(調査地とラスタファーライの概略/ エチオピア・アフリカ黒人国際会議派の概略/ プリンス・エマニュエル死後の経済活動の変化/ 会議派系ミュージシャンの信徒らしさ/ ディアスポラ黒人中心主義の揺らぎ)/ 第2部 日本というフロンティア(日本におけるラスタファーライの概要と展開/ ラスタファーライと日本のルーツとの接合/ ラスタになり、ラスタとして生きる/ ラスタファーライを介した地域への愛着とまちづくり)/ 身体を起点に据えること

【著者紹介】
神本秀爾 : 1980年生まれ、久留米大学文学部講師。博士(人間・環境学)(京都大学)。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • BLACK無糖好き

    ラスタファーライとは、1930年にジャマイカで始まった宗教的な思想と実践の体系を総称したもの。本書はジャマイカのラスタ宗派のひとつエチオピア・アフリカ黒人国際会議派の人々と、宗派のようなまとまりをもたない日本のラスタに関わる人々に焦点を当て、ラスタの解釈の仕方や、生活上での実践、又、レゲエとラスタの関係も文化人類学的な観点から論じている。あまり馴染みのないテーマではあるが、その分興味深く読む事が出来た。本書に登場するコアな日本人たちも、人間らしく生きる事に実直な人たちとの印象も受けた。

  • 学術書というよりルポタージュのような印象。ジャマイカやラスターファーライの歴史から日本人ラスタについてまで詳しくまとめられていて読みやすかった。

  • jyocho_hiseisan

    民博で購入、人類学的な感じはしないけどわかりやすい

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