Books

なぜ少年は聖剣を手にし、死神は歌い踊るのか ポップカルチャーと神話を読み解く17の方法

神戸神話・神話学研究会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867660669
ISBN 10 : 4867660663
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
植朗子 ,  

Content Description

映画、マンガ、アニメ、音楽、ゲーム、ラノベ、を学問する方法!
ありとあらゆる場面で私たちは漫画を読み、ゲームをし、アニメや映画を鑑賞しています。この本は、それらを「学問」としてより深く知りたい、考えたいとあなたが思ったときに――ポップカルチャーと神話をめぐる学びの旅に出たいとあなたが思ったそのときに――携えるアイテム、手に取る一冊として作りました。

扱うのは、米津玄師「死神」、『BLEACH』、東方Project、『サマータイムレンダ』、『呪術廻戦』、『鬼滅の刃』、怪奇漫画、『美少女戦士セーラームーン』、蜷川幸雄の舞台演出、『葬送のフリーレン』、『坂道のアポロン』、『君の名は。』、『ゴジラ』、神話と宗教リテラシー、「美しい国」のポップカルチャー、『進撃の巨人』、『ジャガーノート』他多数。

各章の冒頭には、「アプローチ方法」と「作品概要」を記し、どのような学問的な立場から、どのような分析視点から、それぞれの論者が作品にアプローチするかを示し、読解していく方法を丁寧に記しました。

物語は、読まれると同時に私たちの見る世界を形作り、息づきはじめたイメージは、あらたな枠組みを作りはじめる――。そんな物語とそこに現れる神話は、現代を生きる私たちにとって何なのでしょうか。

ポップカルチャーや神話について関心がある人はもちろん、レポートや卒論のような少し「真面目」な目的でポップカルチャーや神話、あるいはその両方の関係を考えたいという人に。本書で旅に出てみませんか。

執筆は、植朗子、清川祥恵、南郷晃子、川村悠人、渡勇輝、木下資一、斎藤英喜、横道誠、木村武史、勝又泰洋、三村尚央、上月翔太、鈴村裕輔、庄子大亮、平藤喜久子、藤巻和宏、河野真太郎。

装画:いそにん(@isonin7777)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ひめありす@灯れ松明の火

    米津玄師の楽曲「死神」に始まりカルチャーの最先端と物語のアーキタイプたる神話の組み合わせ。そもそも神話ってどうして同じような話がどこの地方にもあるんだろう?というのが私の長年の疑問ではあるのですが。鬼滅の刃を担当されている植さんはネットの記事も好きでよく読んでいました。それよりは複雑に考察されているので面白かったです。一つ一つが短めの評論なのでちょっと物足りない気もしますがまあこれはこれでよいのかと思います。

  • mittsko

    総勢17名の執筆陣。神話を切り口にしたポップ文化作品の批評。各論考はいずれも文句無しに上出来。必読なのは、二平藤喜久子「ポップカルチャーから何を論じるのか」、藤巻和宏「保守×愛国×神話ー「美しい国」のポップカルチャー」、のニコラム、そして並置されるニ論考、(反)成長の政治的アレゴリーを指摘する河野真太郎の『進撃の巨人』論、ポストコロニアリズムからジャガーノート神の表象を読み解く清川祥恵の論考…! このパートに示される批判性を欠くことは実に愚かだ、と私には思われるのです…(´・ω・`)

  • 於千代

    漫画、ゲーム、アニメ、映画などのポップカルチャーを、神話学、思想史、文学など多様な専門家がそれぞれの視点から読み解く論集。 幅広い作品が取り上げられていたが、特に印象に残ったのはBLEACHと鬼滅の刃に関する論考。 BLEACHについては、古代インド文献学の専門家が、古代インドの詩仙たちとBLEACHの言葉に共通性を見出しており、久保先生の言語センスに改めて驚かされた。 鬼滅の刃については、「聖剣」の物語としてモティーフ分析がされており、非常に新鮮なアプローチだった。

  • in medio tutissimus ibis.

    タイトルにもなってる聖剣と死神、もう一つの死神とジャガーノートが面白かった。紙幅の限りもあってか、だいたい対象の広さと面白さは反比例。特定の作品やモチーフだけ取り上げてるなら作品を見直したり意外な原型が知れて面白く、シリーズや文化なんかに射程が広がるともう作品紹介に終始するかモチーフの元ネタを論うばかりでオチも何もなくなるか最初から用意してた結論に誘導するだけの退屈な話になりがち。面白さというのは小手先の問題よりも構成とかテーマ設定の段階で決まって、そこで厚みを出せるから細部にも紙が呼び込めるのだろう。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items