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ISBN 10 : 4766426703
Content Description
私たち人間は「自然」を前にしたとき、どのような思想的営為を展開してきたのか。古代から近代にいたるまで、その意義を検討する。
目次 : 1 自然/本質の追究―タレス、あるいは自然哲学の誕生(トマス・アクィナスにおける「自然」の理解―キリスト両性論を手がかりにして/ 西洋中世の存在論における「自然」概念の位置づけについて)/ 2 存在の連環のなかで―プロティノスにおける自然美(宇宙創造の再現としての神働術―新プラトン主義的自然神学の哲学的背景/ 「照明学の師」スフラワルディーの自然論から―『照明の叡智学(哲学)』から第2部第3論考訳注 ほか)/ 3 星を見つめて(適正な時の把握を目指して―カロリング朝の文教政策と暦算法(computus)論争/ 中世ヨーロッパにおける占星術と世界観―ニコル・オレームの事例から)/ 4 近代の「ためらい」(進化論と世界の美的統一について―ゲーテ自然学の観点から/ 柳宗悦の自然観と絨毯―日本における遊牧民絨毯の受容とその背景 ほか)
【著者紹介】
神崎忠昭 : 慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。専門はヨーロッパ中世史
野元晋 : 慶應義塾大学言語文化研究所教授。マッギル大学大学院博士課程修了。Ph.D.専門はイスラーム思想史(ことにシーア派諸派の思想)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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