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ISBN 10 : 4121025059
Content Description
「公正な社会」とはどういったものか。権利や財の分配で可能になるのか。米国の政治哲学者ロールズは、一九七〇年代以降、社会のあり方を根底から問い直し、世界に新たな地平を切り開いた。ロールズの考えを起点にリバタリアニズム(自由至上主義)やコミュニタリアニズム(共同体主義)など六つの思想潮流から正義とは何かを問う。格差や貧困など現実課題との接点に、個人の幸福を支える平等な社会の可能性を探る。
目次 : 序章 哲学と民主主義―古代ギリシア世界から/ 第1章 「公正としての正義」―リベラリズム/ 第2章 小さな政府の思想―リバタリアニズム/ 第3章 共同体における善い生―コミュニタリアニズム/ 第4章 人間にとっての正義―フェミニズム/ 第5章 グローバルな問題は私たちの課題―コスモポリタニズム/ 第6章 国民国家と正義―ナショナリズム/ 終章 社会に生きる哲学者―これからの世界へ向けて
【著者紹介】
神島裕子 : 1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際社会学専攻)修了。中央大学商学部准教授などを経て、立命館大学総合心理学部教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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