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銀糸は仇花を抱く

神奈木智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344820326
ISBN 10 : 4344820320
Format
Books
Release Date
August/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

佳雨は色街屈指の大見世『翠雨楼』の売れっ子男花魁。恋人・百目鬼久弥との逢瀬を心の支えに裏看板として人気を誇っていた。だが百目鬼の見合い話の噂を聞いて動揺し上客の不興を買ってしまう。恋に惑う佳雨を心配した楼主は百目鬼を出入り禁止にする。一方、百目鬼が行方を探している骨董が、佳雨を水揚げした鍋島の手元にあることがわかり―。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りんご☆

    読了

  • 嵩実

    シリーズ4作目。4品目となる曰く付き骨董品の行方よりも断然気になるのは二人の今後。今回は若旦那の見合い話が巻き起こり、動揺して評判を落としてしまう佳雨が痛々しかった。それでも自力で立て直し、以前より評判を上げてくる佳雨がカッコいい。男花魁なんてBLファンタジーと分かっていても、佳雨みたいな花魁だったら全然ありだよなー。そして今回も短編が良かった!梓と希里が佳雨を慕う気持ちが強くて、3人揃って身請けされるなんて展開はこのシリーズに限って絶対無いだろうし、その時を想像すると今から泣けてきます。

  • 智文

    あとがきの通り幕間的な巻。それでも、佳雨が「待っていてください」と告げられるようになったことがどれだけ大きな価値を持つのか、シリーズファンなら感慨深いものがあるに違いない。それはそうと、嫉妬を飲みこみ、佳雨のその生き方まるごとを愛して待つと覚悟を決めている久弥視点での話を読んでみたい。そこにはきっと、佳雨が知らない久弥の苦悩の変遷があるんだろうな。運命が回りはじめるという今後がとても待ち遠しい。

  • さち

    今回は今までとは違って骨董を巡った血生臭い事件はなく、2人の内面的な描写が多く描かれていている。久弥のお見合いや年季が明ける年数を知った時の佳雨の脆さと久弥の嘘の無いまっすぐで真摯な愛情…。特に久弥の男前っぷりに今まで一番ジーンときた巻だったかも。愛し合うようになって1年、今じゃ1ヶ月会えないことですら死ぬほど辛い2人の未来はどんな結末を迎えるんだろう。本当に7年後なのかな…。2人はもちろんのこと蒼悟と梓も希里や銀花もそれぞれにとっての幸せな未来がきてほしい。銀花のSSが嬉しい。スピンもだしてほしいな!

  • てふてふ

    廓ものときたら、攻の見合い話は外せない。 動揺し、一度は己を見失ってしまった佳雨が久弥からの手紙によって「裏看板」として再び凛と立つ姿に惚れ惚れした。また手紙というのも情緒があっていいもんですね。文字からも気持ちが伝わるようで。巻数を重ねるごとに深く強く佳雨と久弥の心が結びついていく様子が手に取るように分かり、なんだかとてもくすぐったい様なホワンとした気持ちになる。あと、かなり佳雨に懐いている様子のポチ希里が可愛くてたまらないんだがどうしてくれようか。

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