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戦後ニッポン犯罪史 Series事件と犯罪を読む 新装増補版

礫川全次

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826506076
ISBN 10 : 4826506074
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦後ニッポンで勃発した事件と犯罪は、それぞれの時代の世相を象徴している。53の事件と犯罪の実相を解読し、転変する世相と社会構造を検証する。さらに、新装増補版のために、補論「オウム真理教事件について考える」を付し、宗教と国家をめぐる犯罪論的視点から事件の重大な意味を問う。

目次 : 占領軍の犯罪と報道 1945/ 小平義雄連続暴行殺人事件 1946/ 山口判事「餓死」事件 1947/ 帝銀事件 1948/ 下山事件 1949/ 三鷹事件 1949/ 松川事件 1949/ 東大医学部助教授毒殺事件 1950/ 印藤巡査殺害事件 1951/ 白鳥警部射殺事件 1952/ 静岡県上野村村八分事件 1952/ 菅生事件 1952/ オランダ兵タクシー強盗事件 1954〔ほか〕

【著者紹介】
礫川全次 : 1949年生まれ。在野史家。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しげ

    事件のあらましだけでなく、著者独自の視点からの解釈があり、とても興味深かったです。個人的には「金属バット殺人事件」の犯人の凶行に「自己の存在を肯定するためには、自己の存在を否定するものを否定するしかない、という考えがあったのではないか」という解釈が印象に残りました。さまざまな事件を追うなかで、ときに「共同体のルール」が背景となり、犯罪という行動へ駆り立てることもあるのではないかと感じました。そういった点でも、著者の提示する「犯罪民俗学」に関心を抱きました。

  • コリエル

    買った時には気付かなかったけど、旧版も読んでたなこれ。戦後の犯罪史を年代順にさらっていくという趣向。50以上の事件を紹介してあるため、一つ一つのトピックに関して深い掘り下げはない。ただ、大事件であるということにこだわらずに編集してあるため、類書では扱われていない事件もそこそこあるので読む価値はある。体罰やイジメ関連の事件などは犯罪史と名に付く書籍ではなかなか取り扱いがないので、事件背景や考察もなるほどなと読めた。

  • さやま

    戦後の犯罪について書かれた本です。 犯罪そのものの内容や被害者がどうなったかという部分を掘り下げるのではなく、時代背景や犯人等について深く書かれていて非常に興味深かったです。 知っている事件も多々ありましたが、知らなかった部分や解釈をたくさん知ることができました。

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