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江戸無血開城の深層 Nhk英雄たちの選択

磯田道史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140817537
ISBN 10 : 4140817534
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

NHK大河ドラマ「西郷どん」でも描かれる“江戸無血開城”は西郷と勝の“選択”だけではなかった!?歴史の裏側に磯田道史が迫る!!

目次 : 序章 薩摩藩島津家の躍進を支えた「四本柱」/ 第1章 戦うべきか?退くべきか?最後の将軍徳川慶喜の決断(慶喜の外交感覚/ 大政奉還の真意は? ほか)/ 第2章 勝海舟の秘策 江戸無血開城への道(“選択”内戦も起こさず、江戸の町も守るには!?/ 江戸焦土作戦の真の目的とは ほか)/ 第3章 女たちの江戸無血開城 和宮と篤姫 大奥の闘い(和宮の人間的成長とは/ “選択”いかにして徳川家を滅亡から救うのか!? ほか)/ 第4章 西郷隆盛の苦悩 なぜ西南戦争は勃発したのか(島津斉彬が西郷の行動の基本/ 民主政治を求めた西郷 ほか)

【著者紹介】
磯田道史 : 1970(昭和45)年、岡山県生まれ。歴史家。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。2018年7月現在、国際日本文化研究センター准教授。『武士の家計簿』(新潮ドキュメント賞受賞)、『天災から日本史を読みなおす』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    「歴史のifを考えることこそ、本来の歴史である」。歴史に”もしも”を持ち込むのは邪道、というタブーに挑戦した1冊だ。明治維新のハイライト・無血開城の瞬間を多方面から分析。勝海舟が「終局的に江戸を焼き討ちしても構わない」という最終カードを用意していたことが面白かった。その裏付けとして、江戸の町火消し・新門辰五郎などにそのための「焼き討ち手当」250両を払う、と書かれた資料を見つけ出した。感動!「if」を考える力は、個人の人生の選択を向上させ、戦争防止や、防災にも必要だと、磯田氏は強調。大いに共感する。

  • むーちゃん

    江戸城無血開城、西南戦争。 この二つの出来事で西郷隆盛を語る。 やはり、日本人が大好きな要素をたくさんもった人物ですね。 改めて勉強になりました。

  • たいぱぱ

    涙ぐんじゃったよ。BSNHKで放送中の『英雄たちの選択』の江戸無血開城に関係した放送をまとめた作品。流石に磯田さんが書かれてるだけあって非常にわかりやすい。徳川慶喜は僕にとってはMr.ヘタレであった訳ですが、それは思い違いでした。自意識過剰な所あるけど何処か憎めない勝海舟、そして武士の中で一番男らしくてカッコイイと思ってる山岡鉄舟は、様々な幕末モノと全く同じ人物像でした。そして涙ぐんでしまった篤姫と和宮の話。江戸無血開城の裏にふたりの女性のこんな想いがあったなんて。ふたりのことをもっと知りたくなった。

  • うののささら

    西郷隆盛と勝海舟の江戸城無血開城。失墜した幕府の命運を一身に担う勝海舟。明晰な頭脳で先を見通し新しい国家を考えた徳川慶喜。機能不全の幕府を倒し外国に負けない豊かな国を作ろうと奔走した西郷隆盛。立場は違うが日本を思う気持ちは同じ。江戸を戦火で失えば日本は立ち行かなくなり、内戦による外国人の介入で国は疲弊する。勝海舟の決断が時代を動かす原動力になり、江戸社会の残ったインフラが明治の発展につながる。徳川取り潰しを最後まで戦った篤姫と和宮。情け無い今の政治家たちと違い、美しい国日本だな。

  • アルピニア

    江戸無血開城をテーマに据え、徳川慶喜、勝海舟、篤姫と和宮、西郷隆盛の選択について考察している。新撰組関連の作品を読んでいると、慶喜の行動がどうも腑に落ちないのだが、ここでは水戸藩の気風、国際標準の外交感覚などを取り上げて選択の真意が解説されていた。逃げ回っている印象だった慶喜が自分のやり方を推し進めていたことを知り少しモヤモヤが晴れた。江戸を戦場にしなかったことは賢明な判断だったと思うが、どうにかして内戦を防げなかったのか。あとがきで磯田氏が「ifを考えることが大切」と述べていることが強く印象に残った。→

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