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歴史の愉しみ方 中公新書

磯田道史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121021892
ISBN 10 : 4121021894
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2012
Japan

Content Description

忍者の子孫を訪ね歩き、東海道新幹線の車窓から関ケ原合戦を追体験する方法を編み出し、龍馬暗殺の黒幕を探る―。著者は全国をめぐって埋もれた古文書を次々発掘。そこから「本物の歴史像」を描き出し、その魅力を伝えてくれる。同時に、歴史は厳しいものでもある。地震史研究にも取り組む著者は、公家の日記などから、現代社会への警鐘を鳴らす。

目次 : 第1章 忍者の実像を探る(忍者の履歴書/ 秘伝書に残された忍術 ほか)/ 第2章 歴史と出会う(「武士の家計簿」のその後/ ちょんまげの意味 ほか)/ 第3章 先人に驚く(天皇土葬化のきっかけ/ 江戸の狆飼育 ほか)/ 第4章 震災の歴史に学ぶ(和本が落ちてきて/ 小早川秀秋の墓 ほか)/ 第5章 戦国の声を聞く(石川五右衛門の禁書を読む/ 五右衛門が獲ろうとしたもの ほか)

【著者紹介】
磯田道史 : 1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授を経て、2012年4月より静岡文化芸術大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Isamash

    磯田道史・国際日本文化センター准教授2012年発行著作。忍者、妖怪、江戸時代の狆飼育、竜馬暗殺前のメモなどなど、話題が多彩でとても楽しく読めた。欲を言えば、ワンエピソードでもう少し話題の広がりがあるとより良かったとは感じたが。一次資料の古文書が直接読めてしまうのは凄いし、羨ましいとも感じた。震災の古い記録を調べて、今後の対策に活かすとの考え方には、成る程と思わされた。東北でも大きな津波の記録はあったらしく、想定外との東電の言い分はないだろうとも。江戸城を攻めるとしたらココだろうとのレポートも、面白かった。

  • たいぱぱ

    読書的今年一番の出会いは小野さんの『十二国記』シリーズと磯田先生の著作です。忍者の給料っていくらだったか知りたくありません?新書であり、歴史って付くと拒否反応を示す人達に是非とも読んで頂きたい。ほぼエッセイみたいな感覚で読めて、歴史ってこんなに楽しかったのか!と思いますよ。最終章の東海道新幹線の車窓から眺める関ヶ原の件は、爆笑させてもらいました。三浦しをんさんも真っ青な妄想っぷりです。いや、磯田さんは実際車内で右往左往するんだから、しをん以上です。異常です。でもちょっとわかる気がするんですよね(笑)。

  • aika

    まるでタイムマシンに乗って現場を覗いているかのように、忍者や妖怪の謎、龍馬や手塚治虫まで、小説ではない形の文章でこんなに日本史の愉しさを魅せてくれて、ページをめくるのがワクワクしました。ユーモアに富んだ文章の中に、福沢諭吉や震災を綴った章では、自分の興味関心だけのための研究でなく、世の中の人のために役立つ歴史学を、との著者の学者としての力強い矜恃が垣間見れて、学問に対する姿勢に共感しました。斉藤隆夫の話は運命的で感動でしたが、最後の新幹線での関ヶ原見物作法には、お腹が痛くなるくらい笑いました。

  • yamatoshiuruhashi

    磯田氏お得意の歴史エッセイ。一次資料を直接読めるというのは本当にすごいことだ。何気なく、或いはちょっと自慢気に和綴じの肉筆本(むしろ「綴り」か)の中から読み取れるある種の「事実」を種にきりのよい新書版3ページの随筆は鞄に忍ばせ隙間時間に読むのに最適。読了は飛行機の中だったが、本書最終テーマの「新幹線移動のときに関ケ原を通るには下りは徳川家康の気持ちで、上りは石田三成の気持ちで車窓からの景色を『心して』見る」と言うのには笑いつつも新鮮な面白さを感じる。今度は新幹線で出張してみるかな。(多分寝てしまうけど)

  • rena

    磯田先生本は、初めて。古文書を読めるとこんなに昔のことが 分かり愉しいし、発見があるものだと羨ましい。どの話も興味 深くてお勧めである。特に感銘を受けたのは、先生が単なる古文書読みの学者で終わるのではなく、社会に古文書の過去の記録を今後起こる地震災害に歴史の記録から警鐘を鳴らしている所。しかも国立大の先生を辞して地震地域の大学へ移った事や、司馬遼太郎の国を憂うる姿勢に影響受けたらしい所、軍部に対してひるまず国会演説した斎藤隆夫という偉い人の逸話など歴史面白話以外にも収穫の大きい本だった。

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