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徳川家康 弱者の選択 文春新書

磯田道史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166613892
ISBN 10 : 4166613898
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

家康は最初から天下を目指したわけではなかった。戦国一の激戦地域に生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死、織田信長との同盟は過酷を極め、最強の信玄軍団には攻められる。家康の人生は厳しい選択の連続だった。豊富な史料から、逆境に学び続けた「天下人」の実態に迫る。

目次 : 第1章 「境目の土地」三河という運命(フォッサマグナと「陸の潮目」/ 松平家のルーツ ほか)/ 第2章 信長から学んだ「力の支配」とその限界(二人の運命を変えた桶狭間/ 「信用」という富 ほか)/ 第3章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」(武田家はなぜ強いのか/ 物見・透破・築城 ほか)/ 第4章 二つの滅亡長篠の合戦と本能寺の変(勝利のカギは柵と弾薬/ 強みが弱みに ほか)/ 第5章 天下人への道(あてにならない同盟相手/ 十二万五千対一万七千 ほか)

【著者紹介】
磯田道史 : 1970年岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    どう生きる家康。人生の参考書としての徳川家康。ここぞという節目では、自分の言行が周りにどう伝わるか、後世に残るかを冷静に意識していた家康。いわば、イメージ戦略であり、倫理·外聞面でのコンプライアンスである。天下を取るためには、誰もが認める形での武威を示さなくてはならないという原則の遵守。そして、強制よりも共生。サステイナブルな管理体制を構築した家康から学ぶことは多い。

  • rico

    大河便乗企画本でしょうけど、磯田さんの解説は歴史研究の基本を押さえつつ、初心者にもわかりやすい。カリスマ性では信長や秀吉には及びませんが、だからこそ、他者の信頼を勝ち取りその力をうまく使うことで、したたかに生き延びていったのでしょう。永続を包含した死生観が長き安寧の世の土台作りにつながった、というのも納得。ドラマの方は史実と違う!って批判も多いけど、個人的には磯田さんの家康像とそうかけ離れてない印象なのですが。築山事件後の「殿」の変化に注目。…って、これじゃ大河のレビューですね…(^^;失礼いたしました。

  • エピファネイア

    磯田先生の本は面白い。徳川家康が信玄、信長、秀吉に翻弄されながらも天下を統一し泰平の世を作った背景をわかりやすく解説している。そして現代にも通じる教訓を多く示してくれる。信長はその存在で、秀吉は財力で勢力を大きくしていったが、信長は自分の死によって、秀吉は朝鮮出兵の失敗により家臣が従うメリットがなくなったことから崩壊した。家康は安心と信頼で長きにわたり国を維持したが黒船襲来により安心を維持できなくなり崩壊したという説明には納得。家康と築山殿の関係はドラマの描写と違った。この本の説明が史実に近いのだろうな。

  • あすなろ@no book, no life.

    磯田先生の家康を著す最新刊。今川・武田に脅かされ、信長や秀吉に従ってきた家康の本当の人物像を磯田先生の最新研究から読み解く。相変わらず興味深い著作であった。共進性・棲み分け・経験を活かす・安心感・共生辺りが徳川の世に繋がったキーワードと読み取った。また、三河武士としての保守性と革新性を併せ持つ点はトヨタをも感じさせ。史上の人物として、僕は戦国の世では斎藤道三と織田信長が好きだが、タイプとしては自分は徳川家康タイプにベクトルが向いていて、それに向けて精進すべきとここ数年思っており、その意味でも勉強になった。

  • 岡本

    Kindle。家康の一生を新説を交えて分かりやすく纏めた一冊。史実を追求して旧説を排除する訳でも無く、バランスが取れていて読みやすい。大河を観て家康の事を更に知りたい方にお勧め。

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