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ISBN 10 : 4569855415
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二百六十五年の平和―その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった…。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。“神君”家康にとっての「誤算」を、近世から近代まで俯瞰して読み解くと共に、彼がこの国に与えた影響に迫る!
目次 : 第1章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか(「三強国」に囲まれた松平家で誕生/ 今川家で受けた質の高い教育/ 桶狭間と本能寺―二度の転機/ 信長・秀吉と何が違っていたのか/ 家康による「家の再生劇」に学ぶ)/ 第2章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか(改易制度の緩和―有力な外様大名が生き残る/ 人質制度の廃止―“幕府への恐れ”がなくなった/ 城と大船の建造解禁―軍事バランスが崩壊/ 新たな通貨の鋳造―討幕の資金源に/ 外交の不安定な動き―貿易の利潤と最新鋭兵器/ 意思決定機関の劣化―誰もが政治に参画)/ 第3章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した(江戸時代、天皇はどう変容したか/ 阿部正弘が開いたパンドラの箱 ほか)/ 第4章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは(討幕における主演・助演・脇役/ 踏襲された江戸時代の会議の形式/ リーダーが二年近く、国を空ける異常事態/ 岩倉使節団がいない間の約束破りの改革/ 近代化の「基点」となった地租改正/ 帰国した使節団、そして西南戦争へ)/ 第5章 家康から考える「日本人というもの」(「物くさ太郎」と下剋上、そして「家意識」/ 民の意識を「下剋上」から「安定」志向へ ほか)
【著者紹介】
磯田道史 : 1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。国際日本文化研究センター教授。専門は日本近世・近代史、社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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パトラッシュ
読了日:2024/03/03
とん大西
読了日:2024/02/13
さつき
読了日:2024/08/15
みこ
読了日:2023/11/30
forest rise field
読了日:2023/11/19
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