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ISBN 10 : 400028603X
Content Description
建築から手の痕跡をぬぐい去り、自律する形式へとゆだねるしぐさとしての「手法」。建築を根拠づけるさまざまなロジックの一切を敢えて切断し、建築を成り立たせるメタフォリカルな核心へと遡行していった磯崎新の思考の核心が、ここに鮮やかに浮かび上がる。厳格な形式と、そのあわいにただよう闇のふたしかさ―その相克のただなかから建築がたちあらわれるであろう。グローバルな社会システム変容の影響をも見すえる洞察。
目次 : 1 シニフィアンの流れと濃度(闇の空間―イリュージョンの空間構造/ 日本の都市空間 ほか)/ 2 リダクション―零地点へ(なぜ手法なのか/ 模型的思考 ほか)/ 3 ハイブリッド―網状の“しま・じま”(「非都市的」思考/ 虚構の枠組 ほか)/ 4 アルゴリズム―形式の生成(プロセス・プランニング論/ 二十年ごとの零地点 ほか)
【著者紹介】
磯崎新・写真 : 1931年生。東京大学大学院建築学博士課程修了。建築設計事務所磯崎新アトリエ主宰。世界各地で建築・都市の設計に携わり、展覧会を開催。国際的な建築競技設計(コンペ)の審査委員を務める。英国王立芸術院・米国芸術文学アカデミー名誉会員。建築家であると同時に、芸術家、批評家、思想家として横断的に活躍。著書多数
日埜直彦 : 1971年生。建築家。日埜建築設計事務所主宰。1994年、大阪大学工学部建築工学科卒業。設計事務所勤務を経て、2002年、日埜建築設計事務所設立。芝浦工業大学、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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